« 2006年09月23日 | メイン | 2006年09月25日 »

2006年09月24日

Office 2007 の新しい数式エディタについて まとめ

Microsoft Office (Word) 2007 の新しい数式エディタについて、2006年9月17日から21日にかけてお話しましたが、この記事には関心を持った方が多かったように思います。

そこで、早速、下記の通り整理しました。

XML資料室

Office2007の新しい数式エディタ

数式のマークアップ言語としては、MathML2.0が標準として多くの人に利用されています。MathMLは、直接、マークアップを編集することよりも、数式をWebで利用できるように、また、数式を共通に利用できるようにということを目標としているものです。

これに対して、Office2007のOMathは、数式の交換よりも、Word 2007の組版情報を忠実に保存することを目的としているようです。このようにOMathとMathMLでは目的とするところが少し異なっています。しかし、XSLスタイルシートをうまく作れば、相互に変換することが可能となりそうです。

現在、W3Cでは、MathML3.0の開発が始まっています。
Math Working Group Charter:Scope and Deliverables MathML 3.0 Recommendation

OMath とMathML3.0で、数式編集、組版が今までよりも簡単に、綺麗にできるようになることを期待します。

投票をお願いいたします

投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック