« 米国議会図書館のコレクション文書(XSL Formatter利用例) | メイン | フォントを埋め込まないPDFの表示(4) »
2006年09月24日
Office 2007 の新しい数式エディタについて まとめ
Microsoft Office (Word) 2007 の新しい数式エディタについて、2006年9月17日から21日にかけてお話しましたが、この記事には関心を持った方が多かったように思います。
そこで、早速、下記の通り整理しました。
XML資料室
Office2007の新しい数式エディタ
数式のマークアップ言語としては、MathML2.0が標準として多くの人に利用されています。MathMLは、直接、マークアップを編集することよりも、数式をWebで利用できるように、また、数式を共通に利用できるようにということを目標としているものです。
これに対して、Office2007のOMathは、数式の交換よりも、Word 2007の組版情報を忠実に保存することを目的としているようです。このようにOMathとMathMLでは目的とするところが少し異なっています。しかし、XSLスタイルシートをうまく作れば、相互に変換することが可能となりそうです。
現在、W3Cでは、MathML3.0の開発が始まっています。
Math Working Group Charter:Scope and Deliverables MathML 3.0 Recommendation
OMath とMathML3.0で、数式編集、組版が今までよりも簡単に、綺麗にできるようになることを期待します。
投稿者 koba : 2006年09月24日 08:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/mt-tbng2.cgi/451