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2006年09月02日
ソフトウェアの国際化について 続き
昨日は、現在では、ソフトウェア製品はワンソース、ワンバイナリで全世界の市場をカバーできるようになっているという話をしました。
これとインターネットが組み合わせれば、技術的には、全世界で同一のソフトウェアを販売することも可能になります。
そうするとソフトウェアの市場は飛躍的に大きくなりますので、今の10倍は売れるようになるのだろうと思います。
で、実際にやってみると、なかなかそうはうまくいかないものなんですね。
当社の場合、XSL Formatterだけは、海外でかなり売れています。今年は、有名どころの会社だけでも、米国のB航空機製造会社、ドイツのD自動車会社、米国のIコンピュータ・メーカなど、錚々たる会社が大口ユーザになっていることもあり、最近は、海外売上げ比率70%以上になっています。
ところが、他の製品はなかなか売れないんですよ。市場がグローバル化されて広がったからと言って、売上げが増えるわけではないということを身をもって実感してます。
PDF関連ツールに限っていえば、残念ながら、念願の欧米市場参入すらできていません。欧米市場のPDF関連ソフトウェア・メーカ、PDF関係製品の種類も日本の市場とは比較にならないほど多く、競争も厳しいですから、この競争相手と同じ土俵で戦って頭角を現すだけのモノがなければ、製品を出しても、それこそ一顧だにされない、という状態になってしまうのは明らか。
自動車メーカ、OA機器メーカでもできたことなので、ソフトウェア・メーカだってできると思うのですが。
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