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2006年07月31日
PDF/X-3
さて、次は、PDF/X-3を調べてみたいと思います。
PDF/X-3は、カラー管理ワークフロー用に適した完全交換という副題が付いています。
2002年版と2003年版があり、それぞれ次の仕様書で規定されます。
ISO 15930-3 PDF/X-3:2002 PDF Reference 1.3 ベース
ISO 15930-6 PDF/X-3:2003 PDF Reference 1.4 ベース
1.準拠ファイルとツール
PDF/X-3の仕様に準拠するファイルとは、PDFファイルであってISOの各仕様書に準拠するものです。準拠するファイルには、印刷に関係ないPDFの他の機能を含むことが許されます。
PDF/X-3に準拠する書き手(ライター)はISOの各仕様に準拠するファイルを書くことができなければなりません。一方、読み手は、各仕様に準拠するすべてのPDF/X-3ファイルを読むことができなければなりません。さらに、PDF/X-1a:2001、PDF/X-1a:2003も処理できなけれなりません。
PDF/X-1aは、PDF/X-3の下位規定になりますので、PDF/X-3のリーダは、PDF/X-1aも読めないといけないわけです。
2.完全交換
PDF/X-3は、PDF/X-1aと同様完全交換の規定です。従って、複合実体のすべての部品がPDF/X-3のファイルに含まれていなければなりません。