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2006年07月17日

PDF/X-1a:2001、PDF/X-1a:2003の続き

2.2 DeviceCMYK、Device Grayカラー空間

カラー空間がDeviceCMYKまたはDeviceGrayで指定されているPDFの印刷要素は、出力インテント・オブジェクトにある印刷条件の通りに解釈します。

2.3 Separation、DeviceNカラー空間
CMYKカラーとスポットカラーに対して、SeparationかDeviceNカラー空間を使うこともできます。

PDFのSeparationカラー空間とは、対象となる出力デバイスの一種類の色素に対して名前をつけて指定する方式、DeviceNカラー空間とは、対象となる出力デバイスの多種類の色素に対して名前をつけて指定する方式です。指定した色素がない他の出力デバイスのために代替カラー空間と、そのカラー空間で、指定の色素を合成するための色調変換式を添えて出力します。

PDF/X-1aでは、すべてのSeparationとDeviceNカラー空間のリソースは、代替カラー空間としては、DeviceCMYKかDeviceGrayを使わなければなりません。

送り手と受け手が、別の約束をしていない限り、名前をつけた色素は、意図した出力デバイスで使える独立した色素でなければなりません。

SeparationまたはDeviceNカラー空間で指定したスポットカラーをプロセスカラー色素を使って印刷するときは、SeparationまたはDeviceNカラー空間の代替カラー空間と色調変換式を使います。

代替カラー空間がDeviceCMYKの場合は、PDF/X-1a準拠のリーダは、PDF/X出力インテントで識別されるCMYKを使います。また、DeviceGrayの場合は、PDF/X出力インテントで識別されるCMYKの黒と同等に処理します。

2.4 Index、Patternカラー空間
PDFのIndexとPatternカラー空間は、ベースとなるカラー空間の上にカラーのテーブルを作ってインデックスでカラーを指定するものです。この場合は、ベースとなるカラー空間に対して、上に述べた制約を適用します。

3. フォント
PDF/X-1aでは、使われているすべての文字に対して、グリフ、メトリックス情報、フォントの符号が埋め込まれていなければなりません。
受け手は、システムにインストールされているフォントではなく、PDFファイルに埋め込まれているフォントを使って、描画したり表示したりしなければなりません。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック