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2006年07月04日

リニアライズドPDFの利用方法 バイトサービング

昨日説明しました、リニアライズPDFは、Web最適化とも言われます。

PDFがリニアライズ(Web最適化)されていると、クライアントからWeb上のPDFの指定ページを高速に表示することもできます。

例えば、Webブラウザで昨日のXSL Formatterのリニアライズ版PDFの100ページをいきなり表示したいならば、ブラウザのURLに次のように指定します。

http://www.antennahouse.com/XSLsample/help/V40/LinearizedPDF/XSLFormatterV40en_V40R1.pdf#page=100

つまり、ページ番号を追加で指定することで、PDFの指定ページを指定します。

もっとも、このページ指定は非リニアライズPDFでも有効です。非リニアライズPDFで、ページ番号を指定する場合は、PDFファイル全体をダウンロードしてからAdobeリーダが100ページ目にジャンプして表示します。この場合、結局、100ページ目を表示するまでの待ち時間の相違ということになります。ネットワークが高速ならあまり差がないね、と言われてしまいそうです。

しかし、通信回線が遅く、また、端末のメモリ容量が小さいときなどは、このリニアライズしたPDFを、ページ単位で端末に送信するバイトサービングを使うと有効でしょう。

《参考》
バイトサービング

バイトサービングを使うにはサーバ側でPDFを1ページずつ送り出してくれる機能が必要ですが、新しいWebサーバはPDFのバイトサービングには対応していると思います。

特に、最近は、NTTドコモのFOMAには、PDFビューア(Acrobat LE)が搭載されているものがあります。FOMAなどで大きなPDFを表示しようとすると、リニアライズとバイトサービングを組み合わせてページ単位にダウンロードするようなことが必須になると思います。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック