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2006年06月26日

XSL-FOによるXMLのPDF化 (18) XSL-FOの概要 7

(12) ブロック及び行関連特性
ブロック領域の中で行をどのように配置していくかを指定する特性です。line-height、text-align、text-indentはCSSに由来します。さらにXSL-FOではきめ細かい指定ができます。
hyphenation-keep
hyphenation-ladder-count
last-line-end-indent
line-height
line-height-shift-adjustment
line-stacking-strategy
linefeed-treatment
white-space-treatment
text-align
text-align-last
text-indent
white-space-collapse
wrap-option

V1.0とV1.1で変更ありません。

(13) 文字特性
テキストの文字間を調整するletter-spacing、飾りを指定するtext-decoration、text-shadow、大文字・小文字の調整を指定するtext-transform、単語間の調整用のword-spacingなどはCSSから由来しています。XSL-FOでは更にきめ細かく調整できるようになっています。
character
letter-spacing
suppress-at-line-break
text-decoration
text-shadow
text-transform
treat-as-word-space
word-spacing

V1.0からV1.1で変更ありません。

(14) 色特性
色の指定のための特性です。
color
color-profile-name
rendering-intent

V1.0とV1.1で変更ありません。

(15) 浮動体関連特性
浮動するボックスの配置に関する指定で、CSSに由来します。
clear
float
intrusion-displace

CSS2ではleft、rightなどの指定をしますが、XSL-FOのV1.0でstart、endが拡張されています。

さらに、V1.1でoutside、insideの拡張がなされました。これで浮動ボックス領域を見開きページの外側、内側へ配置できるようになりました。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック