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2006年06月24日

XSL-FOによるXMLのPDF化 (16) XSL-FOの概要 5

(5) 一般的なフォント特性
fo:blockに適用するフォントの特性を指定するものです。これらの特性は全てCSS2と同じです。
font-family
font-selection-strategy
font-size
font-stretch
font-size-adjust
font-style
font-variant
font-weight

V1.0とV1.1で変更はありません。

(6) 一般的なハイフン付け特性
西欧の言語を組み版する時のハイフネーションの指定方法です。
country
language
script
hyphenate
hyphenation-character
hyphenation-push-character-count
hyphenation-remain-character-count

country、language、scriptはハイフネーション規則を切り替えるためだけではなく、例えばフランス語とドイツ語では組版の規則も多少の違いがありますので、そういった組版規則の切り替えにも使います。

これらの特性はV1.0とV1.1で変更ありません。

(7) 一般的なマージン特性-ブロック
ブロック領域の周囲の空き量を指定します。4種類のmargin特性はCSS2との互換性のために設けられたものです。XSL-FOでは、margin指定をspace、indentの指定に換算します。
margin-top
margin-bottom
margin-left
margin-right
space-before
space-after
start-indent
end-indent

空き量(space)の指定は、スペース指定子という仕組みで指定します。スペース指定子は、最小値,最適値及び最大値の3つの値を同時に指定することで、組版ソフトが、ページ内に入る行数などの調整を行なうことを許します。さらに前後のスペースをページの先頭や最後に来たときは無視するかしないかなどの条件付けをしたり、前後の空き量との優先順位も指定できます。

V1.0とV1.1で変更ありません。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック