« 2006年06月20日 | メイン | 2006年06月22日 »
2006年06月21日
XSL-FOによるXMLのPDF化 (13) XSL-FOの概要 2
(2) ブロックレベルフォーマット化オブジェクト
FOでは領域をブロック領域と行内レベル領域に分類しています。ブロック領域とは行または複数の行を含むような矩形の領域です。
V1.0では次の2つを定義しています。ブロックは段落を囲む領域、ブロックコンテナは、Microsoft Wordなどでいう枠に相当します。枠の中に段落が入ります。
fo:block
fo:block-container
V1.1での追加はありません。
(3)行内レベルフォーマット化オブジェクト
V1.0では次の10種類を定義しています。
fo:bidi-override
fo:character
fo:initial-property-set
fo:external-graphic
fo:instream-foreign-object
fo:inline
fo:inline-container
fo:leader
fo:page-number
fo:page-number-citation
V1.1で次の4種類が追加されました。
fo:page-number-citation-last
fo:folio-prefix
fo:folio-suffix
fo:scaling-value-citation
(4) 表対応のフォーマット化オブジェクト
XSL-FOの表は、HTMLの表に似ています。V1.0では次の9種類を定義しています。
fo:table-and-caption
fo:table
fo:table-column
fo:table-caption
fo:table-header
fo:table-footer
fo:table-body
fo:table-row
fo:table-cell
表については、V1.1でも変わっていません。
(5) リスト対応のフォーマット化オブジェクト
XSL-FOのリストは、リストのラベル部分(list-item-label)とリストの本体部分(list-item-body)を別々に指定できる点に特色があります。V1.0では4つのオブジェクトを定義しています。
fo:list-block
fo:list-item
fo:list-item-body
fo:list-item-label
リストについては、V1.1でも変わっていません。