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2006年06月02日
XSL Formatter V4.0をリリース
アンテナハウスは、6月1日より、「Antenna House XSL Formatter V4.0」を出荷開始いたします。
本製品は、標準レイアウト指定言語XSL-FOで記述されたコンテンツを、紙に印刷したり、PDFやSVGに出力するための組版用ソフトウェアです。
XSL-FOはW3Cが、2001年10月にバージョン1.0を勧告した世界標準の仕様です。当社は、1999年よりXSL-FO用の組版ソフトウェアの開発を進め、現在、V3.4を販売しております。
XSL-FOの組版ソフトウェアは、世界的に数10種類以上販売されていますが、XSL Formatter は、世界市場において高い評価を得ており、30ヶ国以上での販売実績を誇っています。
XSL-FOは、汎用で高度なレイアウト指定言語であることから、非常に幅広い用途に使われています。以下に一例を挙げます。
・数万ページに及ぶ巨大なPDF文書の生成が可能です。
・SVGなどの高精細な画像を用いた、工業部品の製造マニュアルの生成が可能です。
・50ヶ国語以上の言語をサポートしていることから、多言語を必要とするグローバル企業でのマニュアル作成が可能です。
・サーバ上で、XMLデータベースなどと連携したオンデマンドによるPDF生成と配信システムの構築が可能です。
・MathMLを利用した高度な数式処理が可能です。
・SVG出力を利用した携帯端末などに向けての配信が可能です。
W3Cの定めるXSL-FO仕様は、現在バージョン1.0が勧告されています。バージョン1.1は、策定作業が進行中でありますが、当初の予定より遅れており、未だ勧告に至っていません。当社は、バージョン1.1のドラフトの段階から積極的に実装作業を進めてまいりました。
XSL Formatter V4.0 は、勧告候補ではありますが、XSL-FOバージョン1.1の仕様を網羅した、世界初(現時点で唯一)のソフトウェアです。
詳細はこちらをどうぞ。
http://www.antenna.co.jp/XSL-FO/