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2006年05月23日
グーグル・アドワーズ広告集団訴訟和解案についての通告について
5月21日(日)に、Clicksettlementという団体から 「Important Legal Notice Regarding Your Google AdWords Account(グーグル・アドワーズの口座についての重要なお知らせ)」という電子メールが届きました。
これを読んでみて初めて知ったのですが、アドワーズ広告の不正クリック問題について、米国で、2005年2月に集団訴訟が始まっていたのです。
私は、昨年末から年初にかけて、「私がグーグルのアドワーズ広告を止めた理由」をこのブログで書いた時、グーグルが訴訟される可能性が大きいと思っていました。しかし、どうやら実際の動きの方が早かったということ。
この添付されている通知文によりますと、2002年にアドワーズ広告が開始されてから現在までの全ての広告主は、なにもしないと自動的に集団訴訟の原告側に入ってしまいます。
和解案の大筋は既にグーグルのブログで公開されていました。
グーグルの公式ブログの記事:Update: Lane’s Gifts v. Google
上記の記事に基づく日経BP社ITProの記事:
米Googleのクリック詐欺訴訟,最高9000万ドル分の広告提供で和解
この記事と重複する箇所もありますが、和解案の大筋は次の通りです。
(1)グーグルは9千万ドル(約100億円)の和解基金を作り、広告主にアドワーズ広告が不当にクリックされた分に相当する広告費を無償で提供する用意をする。
(2)広告主は、6月19日から8月4日までの期間に、グーグルが用意したフォームに不当なクリックと思われる額を、申請しなければならない。
とりあえず英語の通告文書をご紹介します(日本語も配布しているとのことです)。
また、詳細情報は下記にあります。
この和解案には、幾つか問題があるように感じますので、もう少し資料を集めて検討してみましょう。
投稿者 koba : 2006年05月23日 08:00
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