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2006年05月19日

セミナー ご参加ありがとうございました

今週は、17日に「XMLデータベース&XSL Formatterによるシステム事例紹介セミナー」(メディアフュージョン様と共催)、18日に新製品セミナー(デジタルコミュニケーションズ様と共催)と2日連続でセミナーを開催しました。

両日とも、セミナールーム満員のご参加を賜りました。ご参加いただいた多くの方々、お話をいただきました方々に、改めてお礼申し上げます。

XSL Formatter関連の話題が全体の7割近くなりましたが、「PDF Tool V2」についてもご紹介のお時間をいただくことができました。

ところで、18日冒頭に、簡単にご挨拶させていただきましたが、そこで、お話したかったことの要点につきまして、以下に紹介させていただきます。

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アンテナハウスは、1984年創立ですので、今年で23期目になります。23年経過したのにもかかわらず、会社の規模があまり大きくなっていないことにつきましては、私の力不足を感じています。さて、20年ほど前と比べて、ソフトウエア製品の環境変化は隔世の感があるように思います。これに関しまして、最近のふたつのキーワードを挙げてみます。

第一のキーワードはオープンソースです。オープンソースの台頭により、商用ソフトウエアを開発して、ライセンスを販売するというビジネスモデルはもう衰退するのではないか、と良く耳にします。
第二はソースネクストを初めとするソフトウエアの低価格化、さらには、Googleがやっていますが、ソフトウエア無償化という動きがあります。エンドユーザ向けのデスクトップ・パッケージはもう売れないのではないか、という声を聞きます。

このふたつは、ソフトウエア・メーカの経営という観点からは、いづれも非常に大きな課題です。これに関しまして、私は次のように考えています。

第一点では、オープンソースに負けない商用ソフトウエアを作らねばならない。そうして作れば売れるというということです。これにつきましては、XSL Formatterの競争相手に、類似機能をもつFOPというオープンソースがあります。しかし、実際にFOPを使ってシステムを作ろうとして、うまくいかず、XSL Formatterを採用していただくケースが相次いでいます。このことは、無償のオープンソースと競争しても、高額の商用ライセンスを売ることが可能である、ということを証明できていると思います。

第二の点につきましては、仮にパッケージ1本の付加価値が1,000円であったとして、日本の市場であれば、1万本販売して、付加価値1,000万円にしかなりません。しかし、世界の市場は日本の市場の10倍の大きさがあります。世界の市場で販売できる製品を作って、10万本売ることで低価格化の波を乗り切ることができると考えます。弊社は、このために世界で最も優れたソフトウエアを作り、世界の市場で売る、ということに挑戦していきたいと考えています。
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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック