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2006年04月28日
PDFとフォント(19) CFF/Type2 フォント
CFF(Compact Font Format)は、Type1フォントのグリフアウトラインなどのプログラム容量を小さくするために開発されたものです。
CFFは通常Type2文字記述手続き(charstring)と一緒に使い、Type1フォントは、CFF/Type2セットと完全に(情報のロスなしで)相互変換ができます。Type1フォントからCFF/Type2に変換すると容量が30%~40%少なくなるそうです。
CFF/Type2フォントはAcrobat3.0(PDF1.2)のPDFにType1フォントを埋め込むのに使われており、Type1フォントをPDF1.2に埋め込む時は、CFF/Type2に変換してから埋め込みます。
逆に、PDFに埋め込まれているCFF/Type2のフォントは、PDFから取り出した後、Type1に変換してからリーダで表示したり、プリンタで印刷されます。
参考資料
CFF / Type 2 Q & A
なお、CFF/Type2というフォントの形式は、単独のフォント形式名としては存在しないようです。むしろCFF形式は、OpenTypeの中でType1フォントを保存する形式として使われることで普及しています。
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