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2006年02月08日

XSL V1.1 仕様についての多言語組版研究会開催

現在、W3C(World Wide Webコンソーシアム)でExtensible Stylesheet Language (XSL-FO) 仕様の改訂作業が進んでいます。

昨年(2005年)7月にXSL-FO V1.1 仕様の最終ドラフトが公開され、一般からの意見公募がありました。その後、W3CのXSLワーキング・グループは一般の意見を反映して、ドラフトの最終検討を行っていました。この作業はまもなく終わり、2月下旬には、勧告候補(CR)版として公開される見込みです。

勧告候補版になりますと、仕様として安定し、実装を進める段階となります。

XSL-FOのV1.0仕様は、2001年10月15日にW3Cの勧告となりました。XMLを印刷仕様の高品位なレイアウトを指定することができます。仕様が公開されていて誰でも実装できますので、世界にはオープンソースのプロジェクトを初め、商用ソフトまで約20種類近い処理系があります。

これらは、殆どが、XMLをPDFにする用途で使用されていると思われます。

アンテナハウスのXSL Formatterは、その中の一つであり、唯一の日本製です。XSL-FO仕様を忠実に実装している点、多言語組版、高速性、大きなページ数の組版が可能などの点で、世界最高水準と認められています。

次期バージョンXSL Formatter V4.0で、XSL-FO V1.1の仕様を実装すべく、開発を進めています。情勢が整い次第、公開して、お試しいただく予定です。

そこで、この機会に、XSL-FO V1.1 仕様で強化された点についての解説をしていただくための研究会を、次の通り、開催します。多くの方々のご参集を賜りますようご案内致します。

参考資料
1. Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.1
(W3C Working Draft 28 July 2005)
2. Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.0
(W3C Recommendation 15 October 2001)

報告者
藤島 雅宏氏 (有限会社イー・エイド 代表取締役)
(財)日本規格協会(JIS)の標準化調査委員会のユビキタス委員会、技術分科会の分科会1-WG1 委員(XSLのJIS原案策定などに参加)

参加費用
3,150円(消費税込み)

参加資格
どなたでもご参加頂けます。

開催日・時間
2006年2月27日(月曜日)16:00-18:00

開催場所
アンテナハウス株式会社 セミナー・ルーム(定員20名) 
JR市ヶ谷駅徒歩7~8分、地下鉄都営線市ヶ谷駅徒歩3~4分

お申し込みは、こちらでどうぞ。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック