« PDFの作成方法(1) – 全体の仕組み | メイン | PDFの作成方法(2) – PostScriptの登場 »
2005年11月02日
サーバでOfficeからPDF、PDFからSVGとイメージ
サーバベース・コンバータ(SBC)が(Windows版だけですが)V1.1になりました。
SBCは、Microsoft Office文書をサーバサイドで PDF、SVG、あるいはJPEG/PNG画像ファイルへ変換するミドルウェアです。グループウェアやWebメールシステム等のサーバにSBCを組み込むことにより、 Officeがインストールされていない、および動作しない環境でもOffice文書を表示可能なシステムを構築できます。
変換できるOffice文書は、Word、Excel、Powerpointの97以降です。PDFは、SBCV1.1では1.3~1.5まで変換可能です。
サーバ側で、Office文書からPDFへ自動変換するシステムは、既に、企業内システムでは沢山使われていると思いますが、これらは、ほぼ全てMicrosoft Officeをサーバサイドで動かしてPDFに印刷するサーバサイド・オートメーション方式と思われます。
しかし、Officeのサーバサイド・オートメーションは技術的にも問題が多数あり、Microsoftは、Officeをサーバサイドで動かすことを保証も推奨もしていません。詳しくは、Mircosoftのサポートオンラインをどうぞ:
[OFF2003] [INFO] Office のサーバーサイド オートメーションについて
みんな、マイクロソフトの警告を知らないか、知ってても万やむを得ずやっているか、無視しているか?なんでしょうね。
また、ライセンス的にも問題があります。原則的には、接続クライアント台数分のライセンスが必要らしいのですが。そうでない場合もあるようです。いづれにせよ、このあたりはMicrosoftの考え方次第なので、私が言うべきことではないですが。
SBCは、Microsoft Officeはまったく必要としませんので、上のような問題はありません。
また、OfficeやPDFをSVG/SVG-Tinyに変換できます。SVG-Tinyは携帯電話で使えるものもありますので、Office文書やPDFを携帯電話でも見ることができるようになります。
このブログ「PDF 千夜一夜」は、本文は携帯でご覧頂くことができますが。いずれは、ブログ上のPDFやOffice文書を携帯で見えるようにしたいと思っています。
【参考】
サーバベース・コンバータWebページ
投稿者 koba : 2005年11月02日 08:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/mt-tbng2.cgi/37