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2005年11月27日

OpenOfficeのPDF保存

さて、Microsoft OfficeのPDF保存機能について取り上げたからには、Open Office.org(以下、OpenOffice)のPDF保存機能についても取り上げておかないと片手落ちになってしまいます。

Open Officeは、ワープロソフト、表計算ソフト、プレゼンテーション・ソフトなどからなるOfficeスイートです。Microsoft Officeの置き換えを狙っていて、操作性もMicrosoft Officeにかなり近くなっています。また、Microsoft Word、Excel、PowerPointなどのファイルを高い互換性をもって読み込むことができます。

Open Officeは、オープンソース・ライセンスで提供されているのが特徴です。つまり、だれでもWebサイトからソースプログラムを含めてダウンロードできます。バイナリを自分で無料で使うほか、再配布することもできます。

Officeスイート製品を開発するのは、相当多額な投資が必要なはずです。では、なぜ、そのような多額の開発費を掛けたものを無償で提供できるかと言いますと、このプロジェクトは実際はSun Microsystemsが運営しているものだからです。Sunは、1999年夏、ドイツのStarDivisionというOfficeソフトを買収して、2000年6月にStarOffice5.2を出しました。

なお、StarOfficeは海外での商品名です。日本では、商標権の関係で、StarSuiteという名前を使っています。

その後、StarSuite6.0、StarSuite7.0とバージョン・アップを重ね、現在はStarSuite8.0を出しています。

OpenOfficeは、2005年10月からV2.0が正式リリースされていますが、これにSun独自の付加価値をつけたものがStarSuite8.0になります。

OpenOfficeは、SunのStarSuiteの普及促進策の一環と見て良いと思います。Sunの方は、無償であってもユーザ数が増えていくことで、Microsoft Officeのシェアを奪っていくことができると考えているのでしょう。

Microsoft Officeの独占によって、Officeスイート製品分野で競争がなくなり、その結果、停滞する可能性もあったのです。実際、Microsoft Officeは、Office97以降、大きな進歩はしていなかったと思います。しかし、Office2003でXML保存を取り入れ、今度のOffice12ではネイティブ・ファイル形式をXML形式にするなどのファイル形式のオープン化を推進、さらにOffice12でユーザ・インターフェイスの大幅な刷新などを行なって、OpenOfficeの追撃を必死で突き放そうとしているように見えます。
このように独占によるマイナスの側面をなくしただけでもOpenOfficeは大きな貢献をしているといえます。

この、OpenOfficeは、2003年にリリースしたOpenOffice.org 1.1からPDFのネイティブ保存を実現していました。Microsoft Office12のPDFネイティブ保存もOpenOfficeに刺激されるところが大きいでしょう。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (2) | トラックバック