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2013年03月22日
【EBook2.0 Magazine】3/21号を読んで
みなさん、こんにちは。
オブジェクトテクノロジー研究所 編集部が発行している、【EBook2.0 Magazine】をご存知でしょうか。
電子書籍に関わるようになってから、私も(たまに)読むようになりました。興味深い記事が盛りだくさんです。無料購読もできるので、電子書籍関連について、世の中がどう係わっているのか、動いているのか、など好奇心旺盛な方には読みごたえがあるかと思います。
英語版もあるので、読み比べなどして、英語力を鍛えるのにもいいかもしれません。
閑話休題・・・
昨日更新された3/21号に、興味を引く記事があったので紹介します。
「iPadでオライリーの本は読まない」謎
どういうこっちゃ?
弊社の社長は、iPadユーザーです。最近ではなんでもiPadに入れて色々読んでいるそうです。iPadなしではいられない!そうです。
昨日紹介したEPUBマニュアル研究会も、マニュアルを「いつでもどこでも」確認できるよう、というコンセプトのもと、iPadなどの携帯できる端末に焦点を当てています。
記事を読むと、オライリー自体が技術書出版を中心としていて、特殊な読者層(研究者や学生)で構成されているせいか、電子書籍の閲覧について、PC/PDF閲覧が多い。逆にiPad/PDFはほとんどいない、という結果が出たそうです。
これについて、記者・鎌田氏の意見は、「コンピュータに貼りついている時間が長い技術系の人々が、技術書を読む場合のパターンを示していると考えてよいと思われる。」というものでした。
さらに、結論として「技術書は「読む」本というよりは「使う」本だ。非PDFのE-Bookが技術書に必要な「使い勝手」を獲得するまではまだ時間がかかる。」といっています。
確かにそうですね。デスクワーク中心ユーザーにとって、PCを扱いながら、iPadを見るなんて、効率が悪すぎます。EPUBについて、サービスするなら、「使われ方」をシミュレーションしないとダメなのか…、認識を強く持ちました。
さて、記者・鎌田氏によると、オライリーユーザーは、一方でiPadのヘビーユーザーだ、とのことです。なのに、iPadでは電子書籍はほとんど読まれていない。少し前までは、デカい、重い、その割に扱いが繊細でなければいけない、という「使い勝手」の悪いものでしたが、最近では「iPadミニ」やら、扱いやすいタイプが出てきたため、『読まれない原因』としては聊か弱い、と分析しています。
そして、代わりに考えられることとして、「iPadのUIが仕事向きではないため仕事に必要なUXを与えない」という可能性を上げ、これを、「モード」の違いではないか?とさらに仮説を立てています。
まあ、確かに、机に向かって仕事やら調査研究するユーザーにとっては、iPad(に限りませんが)の操作は、時に邪魔かもしれません。
(バシバシキーボードを叩いて入力作業をしている最中に、ボタンを押すようなところが出てきたときや、ウィンドウを切り替える必要が出てきたときなど、キーボードから手を放してマウス操作しなければならない苛立ちなど。偶にマウスカーソルが鬱陶しくなったりしませんか?)
ここで、UIとUXについて、いまいちわかっていなかったので、その関係についてちょこっとググってみたところ、面白い記事を見つけました。
MR-7さんのブログ記事です。
UIの改悪がUXを改善させる場合
ずっと読み進めて一番最後のあたりに、「良いUIは良いUXの十分条件ではないし、必要条件ですらない場合もある。」とありました。
まだまだ色々と底の浅い私にとって、結構な衝撃です。
(CAS-UBの操作画面は、良いUIとは言い難いところがあると、お客様からの指摘を受けているものでして…)
ある面、UIさえよくなればユーザーを引き込みやすいとも考えていました。
営業として、調べることと考えることが(現時点で)いっぱいあるのですが、全然足りていないことが分かった今日この頃。不貞寝したくなりました。
EBook20. Magazineをご存じない方、または記事に興味をひかれた方は、ぜひ読んでみてください。
ついでにCAS-UBに興味を持っていただけると、ありがたいです。
CAS-UB Webページ(http://www.cas-ub.com/)
CAS-UB評価版お申込みページ(http://www.cas-ub.com/user/index.html#user2)
投稿者 AHEntry : 12:18 | コメント (0) | トラックバック
2012年12月27日
誰でも出来る電子書籍の制作と販売の方法をやさしく教えます~ アマゾンKindle、楽天Koboで売る本を作るには? ~
年の瀬も押して参りました。
みなさま、おはようございます。
お勤め先が今日、明日で仕事納めの方が多いのではないでしょうか。
アンテナハウスも、本日27日を以って、今年の業務は終了いたします。
さて、今年最後のご案内は、
「誰でも出来る電子書籍の制作と販売の方法をやさしく教えます
~ アマゾンKindle、楽天Koboで売る本を作るには? ~」
ということで、アンテナハウスグループの一角を担う、エクスイズム社主催のセミナーです。
電子書籍制作サービスと、電子書籍のストア配信(電子書店による販売)を支援するサービスを組み合わせて、ユーザーがより電子書籍に親しめるよう、制作から販売まで一貫したにサービス利用ができるルートをご案内します。
開催時間が少々遅めの時間帯ですが、奮ってご参加ください!
開催日時:2013年1月30日(水) 18時30分~20時30分(21時終了)
開催場所:市ヶ谷健保会館 F会議室
お申し込み、セミナー詳細(タイムテーブル)(エクスイズムWebページ)
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本年は皆様の多大なご支援により、無事に1年を終えることができましたこと、厚く御礼申し上げます。
弊社の来年営業日は、1月4日です。
2013年、更なる発展・飛躍に向けて、アンテナハウスはより一層の努力をして参ります。
皆様におかれましては、相変わらずのご愛顧をお願い申し上げるとともに、歳末のご挨拶とさせて頂きます。
投稿者 AHEntry : 10:06 | コメント (0) | トラックバック
2012年12月06日
CAS-UB Wordインポートはどこまでできる?
みなさま、こんばんは。
本日は、約半年前の6月、CAS-UBのWordインポート機能を用いて、簡単にEPUBが作れることを紹介しましたが、今回はさらに突っ込んで、Word の機能の「どこまで」が利用できるのか、もうちょっと突っ込みたいと思います。
おさらい
実験
次のよく使うであろう、項目を試してみました。
機能名 | 結果 |
---|---|
見出し | ○ |
強調(太字) | ○ |
強調(イタリック) | ○ |
下線 | ○ |
箇条書き | ○ |
外部リンク | ○ |
表の挿入(結合なし/Excel表なし) | ○ |
写真、画像の貼り付け | ○ |
Word2007以降 SmartArt | × |
囲み文字、囲み線 | × |
ルビ(ふりがな) | ○ |
取り消し線 | × |
上付き、下付き文字 | ○ |
いかがでしょうか。Wordでこれだけ作れば、CAS-UBへインポートした後の編集はさらに容易になります。
是非お試しください!
投稿者 AHEntry : 14:24 | コメント (0) | トラックバック
CAS-UB メルマガ/ブログでEPUB作成
おはようございます。 CAS-UB営業(平)担当です。
今日はCAS-UB メルマガ変換について、紹介します。
半年ほど前、CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加と題しまして、CAS-UBでメルマガをEPUBに変換できるようになったことをお知らせいたしましたが、今回は、そのメルマガをまとめた電子書籍(もちろんEPUB)が、楽天KOBOより販売されることになったことを、遅ればせながら報告します。
今現在、メルマガ変換は正式に展開しておりまして、正規ユーザー(または評価版ユーザー)になっていただくと、トップページ(著者ページ)から、簡単に行えるようになりました。
ファイル名や必要事項を記入後、メルマガの型を選び、「作成ボタン」を押せば、EPUBファイルがダウンロードできてしまいます。
メルマガのEPUB変換につきましては、CAS-UB PRサイトのメルマガEPUB変換の紹介をご覧いただくか、詳細をCAS-UB ユーザー・ガイドでお確かめください。
メルマガ変換では、「メルマガの型」をあらかじめCAS-UBシステム内に用意し、これをもとにEPUB変換しています。この「型」に沿わないメルマガをEPUB変換しようとすると、エラーになるか、おかしな体裁のEPUBが出力されます。
評価ユーザー(30日無料お試し)の段階ご自身でメルマガ変換をお試しいただくには、メルマガEPUB変換の紹介、どんなメルマガを変換できますか?より、メルマガのテンプレートを使い、記事を作成いただくか、テンプレートとしているメルマガを購読中なら、プレーンテキストに直して、記事ファイルをCAS-UBへインポートしてください。
メルマガEPUB変換の紹介ページには、上記で紹介したテンプレートのほか、見本のEPUBを掲載しています。ぜひお試しください!
CAS-UB 評価ライセンスお申し込みは、下記リンクより受け付けております。
CAS-UB 評価ライセンス登録ページ
投稿者 AHEntry : 09:00 | コメント (0) | トラックバック
2012年11月29日
海外出展レポート(2)
前回に続きまして、残りの3つを紹介します。
Frankfurt Book Fairは、15世紀から存在しているそうです。古い歴史を持っていますね。さてアンテナハウスにとっては今年は4回目の参加となります。弊社のパートナー会社であるDoctronicのブースで展示を行いました。もっぱら関心はePubs/e-booksに寄せられています。ここではクラウド型汎用書籍編集・制作システム(CAS-UB)のデモを行いました。
The tekom annual conference in Weisbaden, Germanyは、tcworldとの協賛で開催され、テクニカルコミュニケーションの最大規模のグローバルイベントであり、市場でもあります。この会場では、アンテナハウスは大きなブースを構えました。3,700人の参加者があり、その内の450人はドイツ国内からです。ここでも非常に沢山のユーザがFormatterを導入していることを実感してきました。アンテナハウスにとって、6回目の出展となります。
DITA-Europe in Frankfurt, Germanyは、今年参加した最後のカンファランスとなります。このDITA Europeは特に楽しく有意義な機会となりました。なぜかといいますと、出展社はアンテナハウスのパートナーが多数を占め、また、参加者の多数がアンテナハウスのお客様だからです。情報交換、近況報告の非常に良い機会となりました。ここでは、ブース展示と、プレゼン発表の両方を提供し、PDF比較テストのページ出力の自動化というタイトルで発表を行いました。またアンテナハウス日本からも、DITAコンソーシアムジャパンの派遣団の一員として参加しました。
数年にわたって、アンテナハウスは、弊社のソフトウェアのリリース向けのレベルダウンテスト用に、社内用のテストシステムを開発してきました。この自動PDF比較テストツールは実際、数か月間、社内で使用しました。このツールを使うことにより、より正確な精度で比較ができ、テストにかかわる人件費の90%以上の大幅削減が可能であることを発表しました。多数の方が聴講されました。
DITA Europeはアンテナハウスの6回目の参加となります。この短い2か月間に7つもカンファランスが集中するのは本当に面白い事実ですが、来年もたぶんこのスケジュールで行くのでしょう。
投稿者 AHEntry : 09:00 | コメント (0) | トラックバック
2012年09月13日
「スマートフォン、ビジネス活用向けノウハウ」セミナー
おはようございます。CAS-UB担当です。
今日は、9月24日(午後1時30分~)TKP神田ビジネスセンター H301号室にて開催される、「スマートフォン、ビジネス活用向けノウハウ」セミナーについて、紹介します。
現在、アンテナハウスではデスクトップ製品のマニュアルをCAS-UBで作成しています。
本セミナーでは、スマートフォンを使って、いつでもどこでも、いろんな場面でEPUB化させたマニュアルを、快適に閲覧・活用できるような、EPUB作成とスマートフォンの活用について、「確かな技術やノウハウ」を紹介します。
- 主 催 アンテナハウス株式会社
- 後 援 ソフトバンクモバイル株式会社
株式会社ソフトウェア・パートナー - 協 賛 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
日時 | 2012年09月24日(13:30~17:00) 受付は13:00からです。 |
---|---|
開催場所 | TKP神田ビジネスセンター H301号室 (東京都千代田区神田美土代町3-2 神田アベビル3階) |
お申込み | http://kokucheese.com/event/index/48157/ セミナー詳細もこちらからどうぞ! |
投稿者 AHEntry : 09:35 | コメント (0) | トラックバック
2012年09月12日
CAS電子出版、明日から半額キャンペーンを期間限定で開催します
おはようございます。 CAS-UB営業担当です。
今日は、明日から開催するCAS電子出版 半額キャンペーンを紹介いたします。
昨年から、アンテナハウスでは電子書籍編集・制作WebサービスCAS-UBで制作した書籍を2冊、著作者の許可を得てDL-Marketで販売させていただいています。
今回、この2冊を明日、9月13日から月末の9月30日まで、期間限定で半額キャンペーンを開催いたします。
- 『はたらく人のための転職の実学』
- 著者:小林秀男(はたらく人のための無料転職相談所 所長)
(概要)自己都合退職と会社都合解雇はどうちがうのか、退職しても守秘義務はあるのか、同業他社に就職してはいけないのか、転職したら企業年金はなくなってしまうのか、確定申告しなければならないのか、そんな転職をめぐる疑問にお答えします。 - 魔性のプレゼンテーション
- 著者:加藤哲義(アートダーウィン合同会社 代表)
(概要)プレゼンでお客さんの心を捉えて製品の売上を少しでも増やしたいと、悩める中小企業経営者、営業マンの方々へ。 プレゼンテーションの名手、DITAコンソーシアム事務局長 加藤哲義氏がプレゼンの極意を伝授します。
EPUB2版(リフロー型)、EPUB3版(リフロー型)、PDF版と、どんなデバイスにも対応します。また、『魔性のプレゼンテーション』のみ、XMDF形式での販売もしています。
自分のスタイルに合った形式を選択して、ご購入いただけます!
投稿者 AHEntry : 10:44 | コメント (0) | トラックバック
2012年09月05日
CAS-UB サービスを海外向けにスタート
CAS-UB (Cloud Authoring Service for Universal Book) は、高品質な電子書籍(EPUB、PDF)を、インターネット上で制作・編集できるWEBサービスです。
このサービスを世界中の人に使ってもらおうと、英語化の作業を進めてまいりました。いよいよこの10月よりサービスの開始をいたします。
すでに O'Reilly's Tools of Change for Publishing Conference や Digital Book World Conference and Expo などカンファレンスでデモを行ってきて海外では多くの関心を集めています。
CAS-UBは電子書籍の編集・制作を行なうためのWebサービスで次のような特長があります。
*クラウドサーバの上においた書籍の原稿や素材を対象に、Webブラウザから編集操作を行い、編集完了した段階でEPUB3やPDFなどの様々な形式の出版物を出力します。
*編集作業は内容と見栄え(コンテンツとレイアウト)を完全に分離した方法で行ないます。1回制作したコンテンツから多様な生成物を得る、ワンソース・マルチユース方式です。
*データはクラウド上で一元管理しますので、多人数の著者が一つの出版物のデータを分担して編集・制作する作業に最適です。
*商業出版に使うことのできる高度なレイアウトを指定したPDFやプロフェッショナルなデザインのEPUBを、簡単に作りだすことができます。
CAS オンラインショップを使って世界190ヶ国で使用可能で23種類の通貨に対応しているPayPal決済が可能です。10月のサービス開始に向けて、海外営業グループは今準備の真っ最中です。
投稿者 AHEntry : 09:00 | コメント (0) | トラックバック
2012年06月19日
CAS-UB 簡単!使い方~Wordのアウトライン機能を使おう!(後篇)
こんにちは。CAS-UB営業担当です。昨日の続き、CAS-UBにインポートした原稿を記事編集画面で確認したのち、EPUBに出力してみましょう!
これが、「記事編集」画面のトップ画面です。昨日ご紹介したように、Wordのアウトライン機能を使うと、このように自動的にツリー構造で記事がエントリーされます。
ちなみに、この構造について、上下の記事の入れ換えや削除指定等を行うには、「構成編集」画面で行います(今回はやりません)。
各記事エントリーを見てみましょう。
各記事は、下図のように、Wordのアウトライン設定に従って、見出し「レベル1」(または「レベル2」)は、記事の「タイトル」に反映され、各見出しレベル直下に配置された「本文」は、編集画面に反映されています
誤字脱字や、表現を変えたりするときは、この画面を使って編集を行います。
下図は、「構成編集」の画面です。
ここでは、「出版物の型」を設定します(緑色の円枠)。どんな形で出版物を出したいのか、というところを設定するのですが、今のところ「書籍1」しかありませんので、これを指定します(未定でもEPUBは作れますが、「書籍」としての体裁(文書構造)を持ちませんのでご注意ください)。
最後に、「生成」リンクをクリックします。
EPUB出力の最終工程に入りました!
CAS-UBでは、リフロー型のEPUB2、EPUB3のほか、PDFとWebスナップショットを生成できます。今回は、EPUB3を生成します。
生成画面から、「EPUB3」生成設定カテゴリから本文内容設定を選択、表示します(下図)。
ここで、CSSのテーマを決めます。CSSのテーマとは、CAS-UBではEPUB向けの書籍の装丁のようなもの、と考えてください。いくつか種類があるので、好きなテーマを選択し、保存します。これで、最低限の設定は済みました。
画面の右上「EPUB3を生成」リンクをクリックします。
確認画面が出ます。しばらく待って、確認のリンクをクリックします。生成完了だと、確認の文字が「ダウンロード」に変わります。生成途中の場合は、上部に「生成中」と出ます。
ダウンロードリンクをクリックし、任意の場所にダウンロードします。
EPUB3のリーダーはいくつかあります。まとめて紹介しているサイトがありますので、ぜひご覧ください。
下の図は、Adobe Digital Editionsで表示したEPUB3です。
今回、タグ(CAS記法)の編集をしないでEPUBを作ることをテーマにしたので外しましたが、Wordに貼り付けられた画像ファイル(png、jpegなど。図形描写は不可)や、セルを結合させない簡単な表は、そのままCAS-UBに反映することができます。
30日間、無料で試せるので、ぜひ試してみてください!
CAS-UB Webページ:http://www.cas-ub.com/
TEL:03-5829-9021 e-mail:cas-info@antenna.co.jp
投稿者 AHEntry : 16:03 | コメント (0) | トラックバック
2012年06月18日
CAS-UB 簡単!使い方~Wordのアウトライン機能を使おう!
こんにちは。CAS-UB営業担当です。
今日、明日で、WordファイルをEPUBに変換する簡単なやり方をご紹介します。
CAS-UBを使いこなすには、(X)HTMLやCSSの知識は不要ですが、代わりにCAS記法という、CAS-UB独自のタグの使い方を覚える必要があります。
こういうと、「なんだ、結局別の言葉を覚えないといけないのか…」となってしまい、「タグ」という言葉に拒否感を覚える人はそれだけで引いてしまいます。
そんな時、Microsoft Office Wordをお持ちの方なら、こうした「タグ」を極力避けて通って、CAS-UBからEPUBやPDFの制作が可能です!
Wordのアウトライン機能
Wordには、「アウトライン機能」というものがあるのをご存知でしょうか?
「アウトライン」とは、文書の構造化を示す段落書式のことです。文書構造を一覧で見渡すことができるので、文書全体の整理ができます。(マイクロソフトのWebページでは、アウトラインモードで詳細機能を確認できます。)
CAS-UBは、Wordファイルのインポート時に、これらを読み取って「CAS-UB」の出版物に反映することができるのです。
文書の編集
さっそく、Word文書を編集しましょう!
一見すると、文書のタイトルがあって、その下に見出しや本文が並び、文書は構造化されているようなレイアウトになっているWord文書も、アウトライン表示すると、すべて「本文」で成り立っていることがわかります。
これを、「アウトライン」機能を使い、整形していきます。
ここではファイルのタイトルをレベル1、大見出しを「レベル2」に設定ます。さらに、「段落の設定」で箇条書き、フォントの設定で「太字」を個々に設定します。
一通り終了したところで保存し、Wordを終了させます。
次に、ブラウザーを立ちあげ、CAS-UBへログインします(ログインするにはユーザー登録が必要になりますので、ご注意ください)。
- ユーザーの著者ページ左上のタブ「新規出版物作成」→「空の出版物を作成」リンクをクリックします。
- 出版物名、出版物のタイトルをそれぞれ入力し「作成」ボタンをクリックします
- 記事編集画面に移行するので、ページ上部のリンク集からドラフトを選択します。
- ドラフト画面の一番下に、ファイルのインポートがあるので、インポート形式としてMicrosoft Wordを選択し、編集したWordファイルをCAS-UBへインポートします。
- ドラフトの記事一覧に、インポートしたファイルの記事一覧が表示されます。
いかがでしょうか?この時点で、設定した「レベル」ごとに、記事が分割されてエントリーしています!このまま、本編集の「主原稿」へ移行させましょう! - 「記事編集」画面で確認すると、図のように、文書構造がツリーで表示されます。
明日はここからEPUB出力までをご紹介します。
お問い合わせ
Webページ:http://www.cas-ub.com/
お問い合わせe-mail:cas-info@antenna.co.jp