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2010年03月28日 - 2010年04月03日 アーカイブ

2010年03月29日

文書ビューアとしてのKindle DX

アマゾンのKindle DX(以下、Kindle)を買いました。日本語のPDFが表示できると聞いていたので、実際のところどうなのかと、少し試してみました。もう、既にいろんなレポートがWebにあがっていると思いますので、いまさら、という感もありますが、以下は簡単な試用記です。
KindleにPDFを送るのは簡単です。
PCとKindleをUSBで接続します。KindleにPCの外部ドライブ番号が割り当てられます。
そのドライブのdocumentフォルダに送りたいPDFファイルをコピーします。この際、自分で独自のフォルダ名を作って良いようです。Kindleはすべてのフォルダの中のファイルを検索してHOMEメニューに一覧で出しているようです。
201003291.PNG
○自分用にTestDocumentフォルダを作成
 
201003292.PNG
○TestDocumentフォルダの中にPDFをコピー
試しに、日本語ファイル名のPDFも用意してコピーしてみました。KindleのHOMEメニュー画面上では日本語は正しく表示できませんが、ファイルを選択して内容を画面に表示することはできます。

日本語を含むPDFはフォントを埋め込んでいれば正しく表示できます。 
DSCF0095.JPG
○Antenna House PDFのプレゼン(パワーポイント)をPDFにして表示したところ。PDFはAntenna House PDF Driver V3.1で作成。
 
PDFにフォントを埋め込まないで作成すると、次の写真のように日本語の部分が表示されません。
DSCF0096.JPG
○Antenna House PDFのプレゼン(パワーポイント)をPDFにして表示したところ。PDFはAntenna House PDF Driver V3.1でフォント埋め込みなしの設定で作成。
 
気がついたことを簡単にまとめておきます。
1.パワーポイントのスライドをPDFにしたものであれば、Kindleで十分読むことができます。
2.本文文字にMS明朝10.5ptを指定したA4の文書は、Kindleで読むことができますが、文字の線が細くなってしまって少し弱い感じがします。もう少し大きな文字で文書を作成すると読むことができます。
3.Kindleの電子ブック用のファイル形式の文書は、文字の大きさを変更して画面に再描画できます。しかし、Kindleの画面上で、PDFを拡大・縮小・スクロールはできないので最初から適切な文字の大きさでPDFを作成しておく必要があります。
 
大雑把に言って、もし厚い書類をもって出張に行くような必要があるなら、文書をPDF化してKindleにコピーして持っていくことで、十分便利に使えそうです。
 
【ご参考】
コンピュータによるテキスト表記とPDFのフォント埋め込みについて

2010年04月01日

PDF Tool API, PDF Driver API, PDF Driverほかの改訂版を公開

PDF Tool 関係の障害を修正した改訂版を次の通り公開しました。
 
○システム製品現行バージョン
1.PDF Tool API V3.1MR2
改訂内容
 
2.PDF Driver API V3.1MR3
改訂内容
PDF Driver API V3.1にはPDF DriverV4.1が同梱されており、この同梱されているPDF Driverも改訂版となっています。
以上の評価版ダウンロードアドレス

○システム製品旧バージョン
1.PDF Tool V3.0はWindows版のみ改訂版MR3となりました。他のプラットフォーム版は変更ありません。
改訂内容
 
※PDF DriverV3.0、V3.1についても改訂版を公開しています。但しPDF Driverは現在単体で販売しておらず、弊社の各種製品に同梱され、または、サードパーティのソフトウエア会社の製品に同梱されています。これらの他製品同梱版をお使いのものの更新は、各製品の情報ページをご確認ください。

2010年04月02日

オープンソースXMLコンテンツ作成・組版ソフトの配布開始

JAGAT XMLパブリッシング準研究会では、XMLのユーザーグループ(注)が開発したXMLコンテンツの入力と組版を簡単に行うことができる次の二つのツールを、公開・無償配布を開始しました。
 
・XMLコンテンツを組版するツール「FANTaStIKK」
・XMLコンテンツの入力ツール「Jepasspo」
 
■「FANTaStIKK」「Jepasspo」ダウンロードサイト
http://www.jagat.jp/content/view/1981/250/
 
■お問い合わせ先
・Jepasspo(ジェパスポ): jepasspo@gmail.com
・FANTaStIKK(ファンタスティック): fantastikk.2010@gmail.com
 

FANTaStIKK は、JepaX形式のコンテンツをXSL-FOで組版するものです。
デフォルト組版プロセッサとして Apache FOP が設定されていますが、AH XSL Formatter に変更可能です。
 
AH XSL Formatterを使用するとApatch FOPよりも高度な組版を行うことができます。
 
Apache FOPとAH XSL Formatterの違い
 
-----------------------------
Apache  FOP AH XSL Formatter
縦書き   ×  ○
行末揃え  ×  ○
ルビ    ×  ○
CMYK    ×  ○
価格   無料  有
-----------------------------
 
【注】JAGAT XMLパブリッシング準研究会は、任意団体XMLコンソーシアムにおいて活動していたクロスメディアパブリッシング部会(2006.6-2010.3)を母体として、2010年4月に発足しました。
XMLコンソーシアムは、2010.3に発展的に解散しました。

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