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2009年12月08日

システム製品のASPライセンス適用について

弊社のシステム製品のライセンス体系の中で、一番判断が難しいのはASPライセンスと思います。最近、AH Formatterをあるサービスで利用する際にASPライセンスが必要か、それとも、サーバライセンスで良いかということが検討課題になりましたので、これを整理してみました。一番典型的な例で考えますと、次の図のようになります。
 
20091208.GIF

図-上は、複数の会社で同じようなシステムをサーバライセンスを使って、会社毎に別々なシステムが実現されているケースです。
 
これは、図-下のようにASPサービスの提供主体の会社に大きなシステムを置いて、複数の会社にサービスとして提供することができると考えられます。この下のケースでは、ASPライセンス契約をしていただくことが必要です。 
 
この場合、ASPサービスが必要かどうかは、処理対象のデータが誰に帰属するかによると思います。もともと各社が別々の固有のデータを処理(組版処理)するために個別のシステムで行っていたものを、ASPサービス提供主体のシステムを使うことにしたのですが、データはあくまで各会社の固有のデータとなります。
 
仮に、すべてのユーザが、サーバ上のデータを取り出すだけであれば、これはASPサービスではなく単なるWebベースのサービスと考えられます。WebベースのサービスであればASPライセンスは不要となります。但し、このあたりの境界線は曖昧とならざるを得ないと思いますが。

投稿者 koba : 2009年12月08日 08:44

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