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2009年10月30日

eドキュメントJapan 2009 本日まで

今年のeドキュメントJapan 2009 もいよいよ残りは本日のみとなりました。アンテナハウスはエクスイズムと一緒のブースで頑張っています。
 20091030.jpg

また、昨日(29日)は、eドキュメントフォーラムのスポンサーセミナーに多数ご参加を賜り本当にありがとうございました。初めてのセミナーということで、お客様のご要望にお答えできたかどうか、アンケートもご協力いただきましたので、反省したいと思います。来年も可能であればぜひ継続したいと思っています。
 
アンテナハウスPDFは、今年、クセロ製品を加えてますます充実、PDF Server V2も発表してこれから年末まで2009年残り2ヶ月を頑張りたいと思います。IT・システム構築分野の景気は、どうやら2番底に落ちそうな雰囲気で大変な状況になってきましたことをひしひしと感じております。お陰様で弊社のPDF製品はなんとか、2008年比3割程度の売り上げ増は確保できそうな状況です。でも実は、今年はクセロ製品を加えていますので、本当は、6割以上の増収を確保しないといけないのです。あと2ヶ月頑張ります!

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投稿者 koba : 08:16 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月29日

PDFは編集できないもの?

PDFは「編集・作成→PDF化した本人でも、一度PDF化したものを編集できません。原稿(ワード/エクセル)を直して、再PDF化するしかありません。」というコメントをWebで見かけました。これなどは、過去の自分の経験から間違った結論を引き出している典型例ではないだろうか。

PDFは、その発祥が印刷技術であり、見栄え中心の電子ファイル形式なのでそのように受け取られがちですが、PDFの仕様書には編集できないとは書かれていません。編集禁止のセキュリティを設定することで編集不可にするのは可能ですが、編集禁止になっていなければ編集はできます。
 
さて、PDFのデータには本文と注釈(アノーテーション、マークアップとも)というものがあります。この二つは一見似ていますが本質的に異なります。しかも、注釈機能は後付で大幅に拡張されているため「PDF Reference」の文章にも概念の混乱が見られます。注釈には、ポストイットのようなメモ、フリーテキスト注釈、マーカーペン的な機能、線・円・矩形注釈、スタンプ機能など多様な機能がありますが、一口で言いますと、出来上がったPDF本文に、後から、コメントのようなものを書き加えるのが注釈です。

印刷・制作会社からPDF組版をもらったとき、PDFに校正を書き込んで印刷・制作会社に返し、印刷・制作会社がPDFを直すのであれば注釈機能で校正するのが適切です。一方、PDF本文そのものを直してしまいたいのであれば注釈ではなく本文を直さねばなりません。

1.最近人気の「PDF XchangeViewer」は注釈を付けるソフトです(少なくとも現時点では本文編集はできないようです)。弊社の製品では、「瞬簡PDF Plus3」に注釈の編集機能があります。これを本文編集と混同される方が時々いらっしゃいますが、説明するほうでも良く注意しなければなりません。

2.本文そのものを訂正するには「Acrobat」などのタッチアップ機能を使います。

3.また、「書けまっせPDF」は原本PDFの本文を一切直すことなく追記するソフトになります。

1,2,3は全く異なる機能なので、用途によって使い分けることになりますが、なかなかわかりにくいようで、説明の方ももっと工夫が必要なように思います。

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投稿者 koba : 08:30 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月26日

Anetnna House PDF Server V2.0 の販売を開始します

アンテナハウスでは、本日より、「Anetnna House PDF Server V2.0」の販売を開始します。AH PDF Server V2.0は、「クセロPDF Server V1.5」を元に、PDF Driverをアンテナハウス製に入れ替え、さらに機能的な見直し、強化を行った製品です。
 
サーバ側でPDFを変換・作成する製品はすでにかなりポピュラーな存在になっていますので、今回、価格面でも見直しを行い、「プロフェッショナル」と「スタンダード」の2種類として更にお求め易くしました。
 
「プロフェッショナル」にはWebブラウザにドラッグ&ドロップするだけで変換できるWeb変換も追加しています。今週開催の「e-ドキュメントジャパン」で「AH PDF Server V2.0」を出展してデモを行いますので、興味をお持ちの方はぜひご来場ください。
 
Antenna House PDF Server V2 販売開始のお知らせ
e-ドキュメントジャパン出展情報 
また、PDF Serverにつきまして、「新製品紹介セミナー」を開催いたします。
Antenna House PDF Server V2 新製品紹介セミナー

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投稿者 koba : 09:22 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月25日

Window 7 対応状況、「リッチテキストPDF 5.2」の改訂版を配布開始

Windows7対応状況を改訂しました。
 
アンテナハウス製品のWindows7 対応状況
 
Windows7が発売されましたので、主要PDF製品について改訂版を順次リリースする計画です。まず、「リッチテキストPDF 5.2」の改訂版を先週末より配布開始しています。
リッチテキストPDF5.2 改訂版(5.2.1)のダウンロード (2009.10公開)

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投稿者 koba : 13:08 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月24日

OpenOffice.org でPDFを編集する 現状は非実用的

OpenOffice.orgでPDFを編集できる、という記事は昨年だったと思いますが、その後、V1.0が出たということが今年7月2日の窓の杜で紹介されています。どの程度のものか、ちょっと時間ができたのでチェックを入れてみました。
 
これは、OpenOffice.orgのV3以降用の拡張機能ということで、まず、最新版のV3.1をインストール。それからPDF Import Extension をダウンロードして使えるように設定。ここまでは簡単です。
 
拡張機能を設定するとOpenOffice.orgの図形描画(DRAW)の機能でDRAWからPDFを読むことができます。早速、試してみました。
 
次のPDFを読み込みます。
200910241.GIF
 
そうすると、DRAWの画面には次のようになります。
200910242.GIF
 
ご覧の通りあまり再現性が良くありません。1行の行末がばらばらになってしまいますし、和文とラテン文字のベースラインが揃いません。
 
では編集はどうかと言いますと次のような感じです。
200910243.GIF

一行単位でしか、編集できず、段落全体の編集ができません。それだけではなく、行中の文章に対してラテン文字列と和文文字列が別々の編集枠になります。これでは文章の編集は無理でしょうね。線画ならなんとかなるか?

PDFの編集はなかなか難しいものです。

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投稿者 koba : 19:28 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月23日

「クセロPDF Driver SDK」、「クセロPDF Library SDK」のバージョンアップの方法のご案内

2009年10月05日の「クセロPDF Driver SDK」、「クセロPDF Library SDK」の販売終了予定と保守契約についてのお知らせにて、予告ご案内しました通り、両製品につきましては販売を終了致します。
  
両製品の保守は原則として、2010年10月までとなり、その後は保守もなくなります。
 
両製品の機能につきましては、「Antenna House PDF Driver API」、「同Tool API」にてそれぞれ継承しています。ご利用中のお客様はバージョンアップしていただくことができますので、ぜひ、引き続きご利用くださいますようお願いします。
 
詳しくはPDF Toolの「ご購入とお問い合わせ」Webページの「クセロ PDF Driver SDK、PDF Library SDK からのバージョンアップ」の項をご参照ください。

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投稿者 koba : 12:22 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月22日

PDF Driver API V3.1, PDF Tool API V3.1 をリリースします。

本日より、「Antenna House PDF Driver API V3.1」と、「Antenna House PDF Tool API V3.1」の2製品をリリースいたします。
 
1.「Antenna House PDF Tool V3.0」をPDFの一括作成目的の「Antenna House PDF Driver API V3.1」と、PDFの編集加工目的の 「Antenna House PDF Tool API V3.1」に分けて、お求め易い価格にしました。
2.それぞれを、Windows7、Windows 2008 R2に対応しました。
3.クセロのSDK製品と互換機能をもたせて、クセロSDKユーザが移行できるようにしました。
 
詳細は次のページでどうぞ。
ニュース・リリース

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投稿者 koba : 08:55 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月21日

DITA Europe会議 来月16~17日 今年も出展

来月16日~17日 DITA ヨーロッパ会議がミュンヘンで開催されます。
アンテナハウスは今年AH Formatterを中心に出展します。

○DITA ヨーロッパ会議Webページ:http://www.infomanagementcenter.com/DITAeurope/2009/index.htm
○出展社リスト:http://www.infomanagementcenter.com/DITAeurope/2009/exhibitors.htm
○AH Formatter:http://www.antenna.co.jp/AHF/

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投稿者 koba : 08:37 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月19日

PDF ServerV2.0の製品紹介セミナー開催のご案内

弊社では、近く、「Antenna House PDF Server V2.0」を出荷開始します。
 
PDF Serverは、システム開発が不要でインストールしてすぐに使える、サーバ共有型のPDF変換・加工ソリューションです。「クセロPDF Server V1.5」を改良してバージョンアップ製品として発売します。
 
製品の発売に先立ち、次の要領で、製品紹介セミナーを開催いたします。

■セミナーの内容
本製品の機能について概要を紹介します。
* PDF Server V2.0の主な機能のご紹介
* PDF Server V2.0の実演
* 動作環境、導入方法
* 製品価格、発売時期など
* 販売方法、保守サービス、保守契約中のお客様へバージョンアップご案内
 
■開催概要
・開催日・時間  2009年11月16日(月曜日) 15:00-16:30(14:30~開場)
・開催場所    中央区立産業会館 第一集会室
          産業会館のWebページ
          〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-22-4
          電話:03-3864-4666(会場)
・募集人数    50名
・参加費用    無料

■お申し込み
セミナーのWebページでどうぞ。
 
ぜひ、大勢の方にご参加いたけますようお待ちしています。

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投稿者 koba : 19:40 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月18日

W3CのWebサイトリニューアル

W3CのWebサイトが10月13日(日本時間では14日)に完全リニューアルされました。
 
W3C:HOME
 
ニュースは見ていたのですが、今日初めて見にいきました。新しいWebサイトはデザインは綺麗ですが、以前からあった情報はかなりなくなってしまったようです。
 
アンテナハウスのXSL Formatterなんて最初のうちはW3CのWebページで紹介してもらって売れるようになったものですが、どうやら今後はそうした期待はできそうもありません。今後、W3Cの会員でいるメリットがあるのだろうかとまで言うと言い過ぎかもしれませんが。古いW3Cはなくなってしまったようでちょっと残念です。

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投稿者 koba : 10:42 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月17日

eドキュメントJAPAN開催迫る

毎年秋に開催される「eドキュメントJAPAN2009」の開催が再来週に迫りました。
 
アンテナハウスとエクセスイズムは今年もeドキュメントJapanに出展します。場所は、東4ホール1201です。今年は、現在、開発中の「PDF Server V2」を目玉にしたいと考えています。
 
ぜひご来場ください。
 
また、今年は初めてeドキュメントフォーラムの「スポンサーセミナー」(29日16時~)に参加します。
セミナーは無償ですが、事前の登録が必要です。ぜひ、お早めにお申し込みください。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

セミナーの概要・申し込みページ
 
【会場レイアウト図】
IMG.jpg

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投稿者 koba : 14:07 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月14日

XSL Formatterの販売終了予定と保守のご案内

既にご案内の通り、XSL Formatter V4.3の新規販売は10月末で終了します。今後は、後継バージョンであるAH Formatter V5.0 の新規販売に注力します。XSL Formatterは、これまでご要望にお答えして、随時、機能追加を行なってきましたが新規販売終了後は機能追加は行ないません。新しい機能が必要な場合は、AH Formatterの方をお勧めします。
  
XSL Formatter V4.3の新規販売終了後は「アンテナハウス・システム製品保守仕様」に基づいて、今後5年間まで保守サービスを提供の予定です。
 
保守サービス期間中は必要に応じてメンテナンス・リリース(MR:改訂版)を出すことになります。なお、昨日、関連会社のエクスイズムより「XSL Formatter V4.3最終改訂9版」という見出しのメール・ニュースが流れましたが、この表現は必ずしも正しくはありません。MR9が最終改訂版かどうかは不明です。今後、運よく、一つもバグが報告されなければ、そうなるかもしれませんが。残念ながら、今でも時々障害が報告されていますので、恐らく今後もMRを出すことになるのではないかと思います。

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投稿者 koba : 08:56 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月13日

LinuxでPDFからFlash変換ができるようになりました。

サーバベース・コンバータ(SBC)のPDFからFlash変換が、α2版となりました。
このバージョンから、Linux版も用意しました。
 
SBCのFlash変換機能のご紹介

α2版の試用版お申し込みページ

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投稿者 koba : 08:52 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月09日

PDF Viewer SDK 2.5 のご案内

アンテナハウスでは、OEM用のPDF Viewer SDKの開発を行い、多くのお客様に再頒布ライセンスを契約により組込み採用いただいています。
 
この度、PDF Viewer SDK V2.5をリリースしました。
新たに、PDF Viewer SDK V2.5ではCOMインターフェイスが加わりました。
 
PDF Viewer SDK V2.5のWebページ
PDF Viewer SDK の意義について

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投稿者 koba : 15:22 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月07日

XSL Formatter V4.3 MR9をリリース

XSL Formatter V4.3改訂9版をリリースしました。
本リリースより、Windows7の動作確認を行なっています。
 
XSL FormatterV4.3のWebページ
改訂内容の詳細
 
なお、XSL Formatter V4.3は、10月末を持ちまして新規販売を終了します。11月以降はメンテナンス(保守)のみを行ないます。
○メンテナンスサービスの概要:アンテナハウス・システム製品保守仕様
 
弊社では、Antenna House (AH) Formatter V5で、XSL-FOとCSS3の2種類のスタイルシート指定による組版機能を提供しており、XSL Formatter V4.3の機能は、AH Formatter V5に継承しています。
 
XSL-FOによる組版をご検討の方は、今後は、AH Formatter V5のご利用をくださいますよう、よろしく御願いします。

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投稿者 koba : 12:20 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月06日

瞬簡PDF3と瞬簡PDF ZERO

時々、今まで、クセロの瞬簡PDF ZEROを使っていたけれどもPCを買い換えたり、あるいは、ハードディスクがクラッシュして瞬簡PDFを再インストールしたいができなくなった、という連絡をいただきます。
 
瞬簡PDF ZEROの使い勝手を気に入っている方が多いようです。
 
しかし、大変残念ですが、瞬簡PDF ZEROのPDF Driverは少し弱いと思います。旧株式会社クセロの経営方針もあってか、いままで、あまり基盤の技術に投資してこなかったのだろうと思いますが、64ビット版もなく、Windows7と64ビットの時代には対応できないでしょう。ここは廃止するのが妥当と思います。
 
ということで、ここは、ぜひ、瞬簡PDF3に乗り換えていただきたいものです。瞬簡PDF3は、瞬簡PDF2(ZEROも)の操作性はそのままでPDF作成のドライバをAntenna House PDF Driver V4に置き換えたものです。今までと同じようにお使いいただくことができます。

瞬簡PDF3

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投稿者 koba : 09:26 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月05日

「クセロPDF Driver SDK」、「クセロPDF Library SDK」の販売終了予定と保守契約についてのお知らせ

弊社は、4月24日に株式会社クセロより事業を継承して、「クセロPDF Driver SDK」、「クセロPDF Library SDK」の販売とサポートを続けてまいりました。
 
両製品につきましては、10月下旬を持ちまして販売を終了致します。現在、両製品と「アンテナハウスPDF Tool」と統合した新しい製品を開発していますので、両製品の機能は新製品に継承する予定です。新製品につきましては、準備が整い次第ご案内申し上げます。現在、ご購入をお考えのお客様は、是非、新製品を引き続きご検討ください。

また、「クセロPDF Driver SDK」、「クセロPDF Library SDK」の保守契約につきましては、販売終了後1年後の2010年10月末を最長とさせていただきます。このため、保守期間が2010年10月を超える保守契約につきましては、途中で新製品へお乗り換え頂くことを前提とさせていただきます。

ご不便をおかけしてしまうこともあるかと存じますが、なにとぞ、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

本件のお問合せは、アンテナハウス株式会社システム営業グループ(電話:03-5829-9021、電子メール:sis@antenna.co.jp)までお寄せください。

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投稿者 koba : 08:18 | コメント (0) | トラックバック

2009年10月03日

X-Dev講演ニュース:「CSS3を使えばWebの縦書き印刷も可能」

9月CSSのデモページへのアクセスが増えていたので、なぜだろう?と思って調べていたら、見つけました。
 
少しばかり古いネタで恐縮ですが、9月に開催されたX-Devでの講演がニュースに掲載されていました。
「CSS3を使えばWebの縦書き印刷も可能」---アンテナハウスの小林氏

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2009年10月02日

アンテナハウス製品のWindows7対応状況のご案内

いよいよ10月となり、Windows7の一般への販売期日が迫ってきました。
 
そこで、弊社製品のWindows7対応状況につきましてのご案内をWebのニュースページに掲載開始しました。
アンテナハウス製品のWindows7 対応状況
 2009年10月2日現在

 
Vistaは酷いOSでしたが、Windows7はそんなことが無いように期待しています。

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XSL-FO 2.0 デザインノート 公開される

Design Notes for Extensible Stylesheet Language (XSL) 2.0
W3C Working Draft 29 September 2009

XSL-FO2.0の仕様開発は2006年から始まっていますので、3年で漸くデザインノートです。

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2009年10月01日

サーバベース・コンバータV2.0MR5を公開しました

サーバベース・コンバータのV2.0MR5を公開しました。V2.0は昨年9月の発売ですので、この1年間で5回の改訂があったことになります。
 
サーバベース・コンバータのWebページ
評価版をダウンロード
 
MR5での主な修正内容は以下の通りです。
1) PDFからの変換について
・トレーラ辞書のID内にコメントがあるとエラーが発生することがあった
・一部のフォントで FreeType の Encoding に間違いがあり、埋込フォントの表示でゴミが出ることがあった
・画像が SeparationColorSpace の場合に色変換されていなかった
・Labカラースペースからの色変換精度を改善

2) PDFへの変換について
・元文書に不正な画像が含まれているとアプリケーションエラーが発生することがあった

3) Wordからの変換について
・文字のない段落で中央揃えなどが指定されているとエラーとなることがあった
・表のセル内に表があるとき、セル内の表の直後の段落が改行のみだった場合、その後の文字列のある最初の段落の後の行間隔が不正になっていた
・ヘッダ/フッタ 内のシェイプの回り込みを本文に反映させていなかった。
・V2.0MR4で 2byte記号 Ⅰ Ⅱ Ⅲ に Times New Roman など英数フォントが指定されているとき読み込み時に別のフォントに置き換えるように変更していたが、Wordと同様に Times New Romanのまま出力するように戻した
・カーニングの処理で、"(", ")"などの文字幅を狭くしていた(位置をずらしていた)が、プロポーショナルフォントで"(", ")"が直前、直後の文字と重なってしまっていた。プロポーショナルフォントでは、この処理を行わないように修正
・縦書き文書で「表の水平方向位置:段落」の場合に、正しい位置に表が出力されていなかった
・縦書きのプロポーショナルフォントの文字列長が不正だった
・セル内の最後のコード(改行コード)の文字属性にマーカーが付いていたとき、改行の前の文字列にマーカーを付けてしていた
・表に対する文字列の折り返し処理が正しく行われていなかった
・Word2007でチェックボックスの変換に対応(97-2003形式は未対応)
・図の上下反転と左右反転に対応
・変換元文書内の図に不要なクリッピングを行ってしまうことがあり、その場合に図が欠落することがあった
・フッタ内の行内に配置された図の位置が不正で、欠落することがあった
・英単語がハイフンなしで分割されることがあった
・段落番号が正しく付けられないことがあった
・タブのある段落に張り付けられた図形が正しく配置されないことがあった

4) PowerPointからの変換について
・箇条書き行頭文字がイメージのみのとき、行頭イメージが読み込めていない部分があった
・マスタスライドのヘッダ・フッタで、ヘッダフッタ用のメタ文字が入っておらず直接文字が書かれていて、ヘッダ・フッタ用のメタ文字置き換えが発生しないときに、ヘッダ・フッタが出力されていなかった
・行末の空白がテキスト枠からはみ出たときに余計な改行が入っていた
・中黒(・)が禁則処理されていなかった
・図の上下反転と左右反転に対応

5) Excelからの変換について
・Excel2007 のチャート(グラフ)内のシェイプについて、チャートとシェイプの親子関係によっては、シェイプが欠落することがあった
・チャート(グラフ)の軸ラベルが参照するセルに、チャート内で無効であるべき表示形式指定が使われてると異常終了することがあった
・図の上下反転と左右反転に対応

6) その他
・Jpeg2000画像からの変換で、変換結果の用紙サイズが極小となることがあった
・SVG 出力で、リンク処理のためページ毎の出力でも全ページの処理が終わってから出力していたが、処理が終わったページから順次出力できるようにした
・SVG 出力で、パスが不正に分割されて出力されることがあり、塗りつぶしが正しく行われないことがあった。
・ユニコードファイル名に対応
・変換実行時に、エラー情報の初期化が不十分だった

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