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2009年09月29日
シンクライアントからのPDF作成機能について
シンクライアント環境でのPDF作成についてのお問合せをいただくことがあります。
そこで、シンクライアントの代表的な方式であるWindowsのターミナル・サービスとVMWareによる仮想化方式で、PDF 作成機能の動作を確認してみました。次に簡単に整理します。
1.PDF Driver V4.0
PDF Driver V4.0は、Windowsターミナル・サービス、VMWareの両方とも正常動作します。
アプリケーション(例えば、マイクロソフトOffice)の印刷メニューからPDF Driver V4.0を指定して印刷を実行して、PDFを作成するという操作の範囲においては、問題なく使用していただくことができます。
2.瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2の自動PDF作成
瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2には、ファイルを複数選択して連続的にPDFに変換する機能があります。
この機能についてはVMWareは、1クライアント毎に異なる仮想PCを起動する範囲では正しく動作します。但し、複数クライアントが同一の仮想PCを起動して、同時使用すると正しく動作しません。
しかし、Windowsターミナル・サービスでは使うことができません。Windowsターミナル・サービスは、サーバサイドのアプリケーションをマルチユーザで共同利用する方式なのですが、瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2の自動変換機能はマルチユーザでの利用に対応していないためです。
3.ライセンスについて
(1) VMWareは1クライアント毎に仮想化したOS環境を用意して使用する場合に限り、その時、1クライアントを1ライセンスとして、クライアント数分のライセンスが必要です。(同時使用クライアント数ではありません)。
※同時使用クライアント数でカウントする場合は、別途ご相談ください。
(2) Windowsターミナル・サービスではサーバライセンスが必要です。但し、現在、アンテナハウスのデスクトップ製品はサーバで、マルチユーザの利用には対応していません。
投稿者 koba : 2009年09月29日 08:00
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