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2009年09月03日
PDFで規定されているテキストの取り扱い
既に出来ているPDFにテキストを入力するには、大きく分けて次の3通りの方法があります。
※以下の3つの方法は、PDF自体を変更するものなので、セキュリティ上禁止されているPDFには適用できません。
1.本文テキスト
2.テキストをタイプライターツールで入力する
3.テキストをフォームに入力する
1.本文テキストは通常PDFを作成するときに作成されるものです。この本文テキストを削除したり、変更したりするのは結構大変です。簡単に作ることができないものでもあり、本文テキストを変更する無償のソフトはないように思います。本文テキストの編集はタッチアップと言いますが、その名前の通り、一部分のテキストを修正する機能となります。
○タッチアップは文章を大幅に入力したり、変更するのは不向きです。
次の図の例をご覧ください。
2.Acrobatのタイプライターツールで入力したテキストは注釈(Annotation)の一種であるFreeTextとして取り扱われます。注釈の機能はPDF本文に付け加えたり、削除するのが簡単なのでこの機能をもつソフトは沢山あります。次の図のように、Adobe Readerで開いて選択できます。ReaderではFreeTextの入力や編集はできません。
タイプライターツールでは文字の大きさや微妙な配置などを自由に決定できないので不便なことがあります。
ちなみに、アンテナハウスのPDF Viewer(☆)は現時点(V2.0)で注釈を表示する機能を持っていません。☆現在、開発中です。
「書けまっせ!!PDF4」でもタイプライターツールで入力した文字列は表示できません。
3.Acrobatなどのツールを使って、PDFにフォーム(AcroForm)を用意することができます。フォームにはラジオボタンやチェックボックスなどの種類がありますが、テキストフィールドもその一つです。PDFにテキストフィールドが設定されているとAdobe Readerを使ってテキストフィールドに文字列を入力できます。(次の図)
Adobe Readerでテキストフィールドに入力した結果を印刷することはできますが、標準ではPDFに保存できません。例えば、PDFを電子メールで送ろうとすると次のような警告が出ます。
■アンテナハウスの「書けまっせ!!PDF」は、上の1~3とは別の方法を取っています。いわば、既存のPDFを背景につかって、新しく入力した文字をその上に重ねる方法です。既存のPDFそのものを変更するのではないので、編集禁止でも表示できれば背景として使えます。
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