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第13回ベクターのプロレジ大賞の投票が始まりました。
「文書作成部門」にてアンテナハウスの「瞬簡ファイリングV2」がノミネートされました。
本製品は、オフィス文書、スキャナで取り込んだ画像などをPDFに変換して管理するためのものでオリジナル文書とPDFを関連付けて管理していて、文書を変更したい時はオリジナル文書に戻って更新できる点が特徴です。
画像ファイルはOCRにより、テキストを取り出しており、オフィス文書から作成したPDFと画像から作成したPDFを、一括して検索することができます。
今回のバージョンでは、独自ビューア(Foxit社のPDF Viewer)を組み込んでAdobe Readerがなくても使えるようになりました。
「瞬簡ファイリングV2」は旧クセロ時代に開発され、クセロ事業の買収によりアンテナハウスのデスクトップ製品ファミリーに追加されました。
DITAコンソーシアムジャパン主催の「6月9日:DITA普及公開セミナー」の会場が、都合により、 株式会社ジャストシステム・東京支社カンファレンスルームに変更になりました。
詳細はこちらをご参照ください。
DITAコンソーシアムジャパン事務局より、普及公開セミナーの開催条件変更のお知らせの通知が届きました。
(1)会場の変更
(2)新型ウイルス対策として、新たに「セミナー受講条件」を規定
(3)下記のURLにログインして表示された新受講票画面を印刷の上、持参すること
URL:https://x127.secure.ne.jp/~x127050/index.php/module/Default/action/Login/scd/2009060900
となります。申し込みいただいた方で、再度申し込みいただいていない方には、後日、事務局より電話等で確認のご連絡することになっています。ご協力を御願いします。
W3Cのタスクフォースとして長期に渡って文書化作業が行なわれていた「日本語組版処理の要件」が、遂に、完成してW3Cの技術ノートとして公開されました。
・日本語組版処理の要件(日本語版)
W3C 技術ノート 2009年6月4日
・Requirements for Japanese Text Layout
W3C Working Group Note 4 June 2009
この文書は、Web上の文書を綺麗な組版することを目的として作成されたものです。現在のWebは綺麗な印刷を全く考慮していません。Webは企業の広告塔が乱立している状態であって、特に文書系コンテンツの平均品質はそれ程高くありません。この原因の一つとしてWebは画面で流し読みするだけで紙に印刷して襟を正して読まないことがあげられます。高品質なWebコンテンツと高品質な組版は車の両輪のようなものです。Webコンテンツの品質を向上するために、Web上のコンテンツも紙に出すのと同じような綺麗な組版を適用することが必要となるでしょう。
そのためにJIS X4051をベースとして、X4051にも書かれていないことを含めて整理されています。日本語組版に対する要求仕様が、日本語と英語で同時に整理されたことは画期的です。これにより、世界中のどのソフトウエア・ベンダも日本語組版機能を正しく実装することができるようになります。
このことは日本の印刷系ソフトウエア・ベンダにとっては大変な脅威です。しかし、考えてみますとソフトウエアの世界は既に完全にグローバル化しているのですから、日本語組版もグローバルな世界に向かって開かれるのは当然なこととも言えます。
業界へのインパクトが今後どのような形で現れるかが楽しみなことです。
なにはともあれ、このプロジェクトには大変な努力が費やされています。執筆者の皆さまに、心から「ご苦労様でした。」と申し上げたいと思います。
2009年05月にブログ「I love software!」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。
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