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2008年05月28日
WebFontのEmbedded OpenType (EOT) File Formatが公開
マイクロソフトのWebFont形式であるEmbedded OpenType (EOT)がW3CのWebサイトで公開されました。
Embedded OpenType (EOT) File Format
これは、Microsoftから提出されたものを公開したものであって、W3Cが推奨するとか、そういう類のものではないようです。
以前に、
2007年12月17日WebFontについて
2007年12月18日WebFontについて(2) もう少し
で話題にしたのですが、その進展です。
CSSのワーキンググループに提出されたものですが、CSSワーキングでいろいろ議論があったようです。
Paul Nelson氏は、CSSのワーキングとは独立にW3Cのメンバー・サブミッションという手段で、このEOTを公開して、編集ソフト、サーバ、ブラウザなどの実装者に利用を呼びかけたいのでしょう。
同時に、Monotype ImagingのMicroType® Express (MTX) Font Formatも提出されました。
MicroType® Express (MTX) Font Format
仕様書の先頭を斜め読みしただけですが、大凡、次のことのようです。
EOTは、TrueTypeとOpenTypeを、Webコンテンツに埋め込むために10年以上前に開発されたもの。
編集ソフトでは、フォント・ベンダから購入したフォントのライセンスに違反しない範囲で、フォントを埋め込むためのEOTファイルを生成することができる。ブラウザは、EOTファイルのフォント利用許可のフラグをチェックして問題なければ、そのEOTのフォントを使って表示できる。
TrueTypeのアウトラインを圧縮するためのデフォルトがMicroType® Expressだそうで、編集ソフトやブラウザはこれを使ってフォントを圧縮するようにとのこと。なお、AdobeのCFFアウトラインのフォントは、MicroType® Expressで圧縮してはいけない。
MicroType® Expressは、Monotype Imaging社のものですが、権利関係がどうなっているかは未確認です。
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