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2008年05月12日
PDFをFlashに変換してパブリッシュするWebサービス(メモ)3
Flash、FlashPaper、iPaperの関係を調べてみました。
まず、FlashPaperはWikpediaでは、「FlashPaper(フラッシュ ペーパー)はマクロメディアが開発していた電子ドキュメントのファイルフォーマット。」と書いてあります。
※5月11日時点のスクリーン・ショット (そのうち誰か書き直すでしょう)。
これに対して、アドビのWebページを見ますと、「FlashPaper 2 を利用すれば、誰でもわずか 1 クリックで、あらゆる印刷可能ファイルを Macromedia Flash ドキュメントや PDF ファイルに変換できます。」と書いてあります。
つまり、FlashPaperとは、実はマクロメディアが開発・販売していたプログラムの名前であって、ファイルフォーマットではないのですね。
FlashPaperを使うと、FlashとPDFを作成することができます。FlashPaperは、Acrobatと同じようにWordやExcelへのプラグインのドライバもありました。この場合のFlashとかPDFがファイル・フォーマットということになります。Wikipediaの記述は、アプリケーションとファイル・フォーマットの違いが理解できていないと思います。
これが分からないと、「FlashPaper2はContribute 3に同梱する形でご提供をしておりましたが、Contribute CS3の発売を持ちまして、日本での提供を終了しております。」という文章の意味が理解できないだろうと思いますが、アドビはマクロメディアを買収して、Acrobatの競合製品を一つ整理したという理解で良いと思います。FlashPaperというファイルフォーマットは、もともとないので、無くなった訳ではありません。
次に、話題のScribdを見てみました。
iPaperは、「ドキュメント・ビューア」ということですので、アプリケーション・ソフトです。アバウト・ダイヤログを見ますと、
「iPaperは、インターネットのために開発された文書フォーマットである。Scribdによって作られたiPaperは、PDFの高速で軽快な代替であり、ほぼ全てのWebブラウザで表示できる。」とあります。
えーー!PDFの代替フォーマット作ったのか!すごい!と思ったのですが。
それにしてもFlashPlayerに似ているなと思って、試しに、FlashPlayerのプラグインをアンインストールしてみました。そうすると、次のようになります。
どうもiPaperの実体は、FlashとFlashPlayerのようです。
ということは、「iPaperは、インターネットのために開発された文書フォーマットである。」なんて真っ赤な嘘?ファイルフォーマットはFlashでしょう。Flashにレイヤをかぶせたのかもしれません。それが開発?
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