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2008年04月23日
オープンソース長期署名ライブラリーのソースが公開されました
弊社の関連会社 ラング・エッジは、以前よりXML長期署名を開発し、ライブラリーを公開していましたが、この程、Le-XAdESライブラリのソースのソースが公開されました。
Le-XAdESライブラリ / XAdES署名ツール XAdEStool
いままで、長いことβ版でしたが、4月にV1.0になったのかな?しかし、知らない間にV1.01になってます。ずっといままで、バイナリの公開だけだったようですが、遂にソースの公開に踏み切ったとは、なかなか大胆な決断です。
長期署名は、まあ、会社がなくなっても検証されねばならないでしょうし、オープン・ソースにする方が良いかもしれませんね。
私的には、オープン・ソースの考え方はあまり好きではありませんけれども。
長期署名は、これから、だんだん重要度が増していくと思います。しかし、実際のところは長期署名の前に、署名対象になる電子ファイルの長期的な利用可能性をどうやって保証するか、ということの方がその前提になる重要な課題だろうと思います。
電子ファイルに署名をつけて、それを遠い将来に検証して、改竄されていないことを確認できたとしても、肝心の電子ファイルを人間が開いてみることができないのであれば、あまり意味がないのは明らかです。
例えば、いまから15年前を考えてみます。15年前といえば、1993年です。ワープロ文書について言えば、ワープロ専用機とWindows3.1の時代です。いま、Windows3.1の電子ファイルはどこまで読むことができるでしょうか?ワープロ専用機の電子ファイルにいたってはほとんど読めないでしょう。
こうしてみますと、なにも考えないで電子化して、15年もたてば電子ファイルのほとんどは開いてみることさえできないだろうと予想されます。いまから、15年後、果たしてWindowsのPCがどれだけ使われているでしょうか?携帯電話に、あるいは、ブラウザ上のアプリケーションにすべてが統合されてしまっている可能性すらあります。
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