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2008年03月11日

Web時代の出版・マーケティング DRMを見直す

日経エレクトロニクスの3月10日号に「コピーに自由を生まれ変わるDRM」という特集がでているとのこと。

まだ、紹介記事や関連の記事を読んだだけですが、大変面白そうです。

ここに編集長のテレビPRが出ています。
http://bptv.nikkeibp.co.jp/article/080306/080306152.html

「YouTubeで世界へ」,角川グループがYouTubeの積極活用に踏み切る
によりますと、角川グループは、YouTubeの映像認識技術をつかって、動画による収入を著作権者にも分配する仕組みを作ろうと考えているようです。

■インタビュー記事
角川デジックス 代表取締役社長 福田正氏インタビュー「Googleと組んだのは黒船だから」(前編)
角川デジックス 代表取締役社長 福田正氏インタビュー「Googleと組んだのは黒船だから」(後編)

PDFでもAdobeのLiveCycleのような本格的なDRMがあります。しかし、販売を目的とするコンテンツの場合、DRMを使うと、DRMを使わないときよりも売り上げは減ってしまうと聞きます。つまり、DRMの不便さがユーザを逆にコンテンツから遠ざけてしまうということらしいです。

そうなりますと、これはコンテンツを販売したい人、そのコンテンツを利用したいユーザの両方にとってデメリットになってしまいます。ですので、多くを売りたいと考えた場合は、DRMなしで販売するほうが恐らく売上が増えるわけですが、そうなりますと著作権の保護ができないというジレンマがあります。

情報を紙で販売している時代には、紙を複写する手間とかコストの問題があり、これが複製の抑止力として働きました。しかし、電子文書は、複製の手間やコストはほとんどゼロですので、複製を抑止するものがなくなります。しかも、何回複写しても完全にオリジナルと同等です。

そういう時代に、どうやって情報を出版するビジネスを展開するか、これは、デジタルTVや動画の世界でも大きな問題ですが、PDFによる情報の販売でも、まったく同じ課題を抱えています。

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投稿者 koba : 22:00 | コメント (0) | トラックバック