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2008年03月10日

Arts PDF/Nitro PDF 物語り

先週のAIIMで、ActivePDFのブースにNitro PDFのチラシが置いてありましたので、「ActivePDFはNitroPDFを販売しているの?」と聞きましたら、「いや、単に紹介しているだけだよ。」と。

今日、PDFZoneのニュースを読んでいましたら、「2008/3/3 NitroPDFとActivePDFがパートナーシップ」という記事が出ていました。

ActivePDFは、PrimoPDFという無償のデスクトップ用PDF作成ソフトを配布しています。PrimoPDFは、日本でも良く話題に上りますので、知っている人も多いと思いますが。PrimoPDFのユーザにNitroPDFを紹介しようということのようです。

もうひとつ、
Opinion: Nitro, activePDF: Two little Davids taking on Goliath
という評論的な記事も出ています。

ところで、上述の記事を読んで、ArtsPDFとNitroPDFの関係について関心をもちましたので、少し調べてみました。

ArtsPDFは、主に、Acrobatのプラグイン・ソフトでしたが、独自にPDFを操作する機能を開発して、NitroPDFというAcrobatの代替製品を発売したようです。現在は、ArtsPDFも販売していますが、恐らくは、今後は、プラグインはやめて、NitroPDFを推進するのでしょうね。

もともとオーストラリアのBinary Thingsという名前の会社が、オーストラリアで、NitroPDFという名前の会社に変更。もともとカリフォルニアのArtsPDFという名前の会社が、おなじく、アメリカで、NitroPDFという名前の会社に変更。NitroPDFが今後の戦略商品=会社名ということでしょう。

また、「Nitro(旧ArtsPDF)は、Adobeとのソリューション・ネットワーク(ASN)のメンバーで誰よりもAdobeに近かったが、2005年にNitroを出したとたん、一夜にして、Adobeとの関係がゼロになった。」そうです。

PDF PlanetというPDF関係のポータルサイトも彼らが運営していますが、Nitroを出したことで、「Adobeがスポンサーから降りた。」とのこと。Adobeも競争相手には容赦しませんね。

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック