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2008年02月16日
ありそうな、なさそうな、CGMビューア(1)
CGMでググルと、Consumer Generated Mediaなんてのが上位に沢山出てきます。ブログもそのひとつらしいですが。私が知りたいのは、Computer Graphics Metafileの方なんですけど~~。
CGM(Computer Graphics Metafile)は、1987年にISOの標準として出版されましたので、標準になってから、すでに20年を経過しています。
CGM version 1: ISO 8632:1987
CGM version 3: ISO 8632:1992
CGM version 4: ISO 8632:1999
概要は、こちらをご覧ください。
CGM 情報源
XSL Formatterは、CGMについては、長いことサード・パーティのビューアを使って可視化・画像化してからPDFに埋め込むという方法をとってきました。
==========FormatterのWebページより=========
Windows版で、以下のプラグインのいずれかがインストールされている環境で描画可能です。 Solaris/Linux/Macintosh/HP-UX/AIX版では対応していません。 PDFへはラスタイメージに変換されて出力されます。
* ActiveCGM (http://www.corel.com/)
* IsoView / IsoView WebCGM (http://www.isodraw.com/)
* Larson VizEx CGM Viewer (https://www.cgmlarson.com/)
content-type は "image/cgm" です。
================
しかし、Windows以外で使いたいとか、ビューアがうまく使えないとか、サーバ上でうまく動かせないとか、質問・要望が多くあり、またActiveCGMのようにもう販売していない(ようだ)状態になるなどの問題もありました。
そこで、意を決して、CGMのリーダを開発することにして、開発を行ってきましたが、ようやく、ベータ版になりました。現在、米国とフランスの航空機関係の会社に依頼して評価をしていただいているところです。
やはり、CGMに一番熱心なのは、最近は航空機関係です。そういえば、W3CのWebCGM2.0のエディタもBoeingの人が入っています。
WebCGM 2.0
W3C Recommendation 30 January 2007
近く、CGMを自前で読み込んでPDFに変換するCGMRendererをXSL Formatterのオプション製品として発売する予定です。
それにしても、組版ソフトって、一番下流なので、上流から流れてくるデータは全部救い上げないといけません。
MathML、SVG、CGM、Chart。。。限がありませんが、この蓄積が製品の競争力でもあります。
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