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2008年01月30日
サーバ製品の価格設定基準
昨日、PDF Libの6から7で値上げしたと書きましたら、ライセンスを数えるときの基準が変わっているのだそうです。そこまで深く考えませんでした。失礼しました。
サーバ製品の価格設定について、時々、お問い合わせをいただきますが、説明したり比較するのはなかなか難しいものがあります。サーバ用の開発ツールのライセンス料金の計算で、注意すべきことを次に整理しておきます。
1.開発用ライブラリーでは、CAL(クライアントアクセス・ライセンス)を設定しているものは少ないようですが、まず、CALがあるかどうかは大きな違いです。
2.どこまで再配布可能かどうか。
(1)アンテナハウスでは、現状、すべての製品についてOEM契約なしの再頒布は認めていません。
(2)他社のPDF関係の製品を見ますと、ABCpdfという英国製の開発ツールは、企業内、または、製品単位の無制限再配布を認めるライセンスもあります。
(3)一方でランタイムを再頒布することを認めている製品も多く見られます。但し、PDF関係でランタイムを再頒布可能という方式をとっているものは知りません。
3.それから、今回出てきましたライセンスをカウントする基準
(1)CPU単位でライセンスを計算するとき、厳密には、コア単位かそれともソケット単位かの区別が必要です。
マルチコアというときは、CPUコアは二つあってもソケットは1個になっているものが多いですね。
ですので、コア単位かソケット単位かで数倍の差がでてきます。
ちなみに、アンテナハウスはソケット単位としています。
ちなみに、PDFLibでは台数といっていますが、台数とソケット単位は、おそらく同じではないでしょうか。
最近ややこしいのは、VMwareなどで仮想化したシステムの場合ですね。この場合、物理的なCPUと仮想化ソフトウェアの上でカウントするCPUの数が違ってきます。
(2)CPU数あるいはPCの数は問わずに、1つのシステムを単位にして価格を設定する方式もあるようです。
4.サーバとはなにか?この定義も結構ややこしいですね。
この間、セミナーのあとで、お客さんに、「Webサーバと接続したPCにFormatterを載せて動かしている場合、Formatterが動いているPCは、Webサーバ1台としかつながっていない。ですので、それはサーバじゃないと考えて良いのでは?」という、質問をいただきました。
「つながっている台数は関係なくて、ネットワークを経由して他のPCに機能を提供するとき、サーバと言います」、と答えましたが、なかなか納得していただけなくて困りました。
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