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2008年01月09日

「書けまっせ!!PDF3」 — Amazonの価格付けの疑問

「書けまっせ!!PDF3」のシュリンクラップ・パッケージ版を今週発売します。

そこで、Webサイトの価格を見てましたら、驚いたことにAmazonでは標準価格になっています。

2008年1月8日現在のAmazonの価格
・スタンダード版 ¥7,980 (税込)
・プロフェッショナル版 ¥13,440 (税込)
これはメーカ希望小売価格そのものです。

いままで、希望小売価格(定価)のままで販売しているのを、あまり見たことがありませんでしたので、少々、驚きました。

「書けまっせ!!PDF2Vista」対応版は、23%OFFの¥6,152 です。そうすると、これを購入して無償バージョンアップする方が安上がりということになりますが。

しかし、どうして、定価になってしまうんだろうと少々不思議です。

A.仕入れ価格+適正マージンという設定をすれば、定価にはならないと思うのですが。

他の製品の価格も少し調べてみましたが、どうもAmazonの価格の付け方を想像しますに、いろんなWeb販売サイトの価格を調べて、その中間値を自動的に設定しているのではないでしょうか。「書けまっせ!!PDF3」の場合は、新バージョンでまだWeb販売サイトで値段があまり出てないので、メーカ希望小売価格のままに自動設定されているんでしょう。なぜ、メーカ希望小売価格で設定しているかというと、これも想像ですが、ロングテール製品(つまり他で手に入りにくい製品)の場合、メーカ小売価格のままで売れるケースが多いからでしょう。

B.この場合、ざっくり言って、仕入れ価格+最大マージンという計算式を使っていることになります。

ロングテール製品では、A式よりB式の方が、販売店にとって利幅が大きい⇒B式を採用。

しかし、「書けまっせ!!PDF3」のような製品の場合、まず、メーカ希望小売価格では売れません。どこでも手に入る製品なので、小売価格に競争原理が働いてしまうから。

この結果、今の価格設定のままでは売れないと思います。どこでも手に入る製品の場合、B式ではなく、A式を適用して、販売本数を増やし、合計利益をMAXにするようにプログラムすべきでしょう。この場合の利潤はAmazonの存在価値に等しい利潤になるはずです。

そんなわけで、Amazonに、「定価で表示されていますが、もっと価格を下げることができるはずですが、なぜ定価になっているのでしょうか?」と聞いてみました。

そうしたら、「登録された参考価格を基に商品の販売状況や在庫を考慮し、Amazon.co.jpにて決定させていただいております。誠に恐れ入りますが、お客様のご要望に応じて割引価格を設定させていただくことは承っておりません。」だそうです。

マニュアル対応じゃなくて、人の言うことを素直に聞けないものでしょうか?

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投稿者 koba : 08:00 | コメント (0) | トラックバック