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2007年12月17日

WebFontについて

HTMLからWebサーバに置いたフォントをアクセスして、端末に表示するWebFontのフォーマットとして、MicrosoftのEOTフォント埋め込み形式がW3CのCSSワーキング・グループに提案されたようです。
※注意 これは、W3CのCSSワーキングで検討中の項目であり未公開です。W3Cとして正式に決定したものではないと思います。

このことが、次のAdobeのTypblography, the Phinney-us Blogに紹介されています。
Web font embedding returns: Survey!

Webフォントが使えるようになると、クライアントにフォントがなくても、サーバ側からフォントをダウンロードして表示可能になりますので、Webページのデザイン上のメリットは大きいと思われます。しかし、一方において、多くの商用フォントではこのようなフォントの使い方は許諾されていません。

従って、WebフォントをCSSとブラウザがサポートすると、商用フォントの不正使用を助長する可能性があるということで、Phinney氏のブログでは、多くのコメントが寄せられています。

また、ブログサイトでのアンケートの結果が公開されました。

Web fonts: user survey results

Q1 Webページ用のフォントの選択について

(1)印刷に使っているのと同じフォントをWebページに使えること:「致命的に重要」と「極めて重要」との回答が65%
(2)既存の視覚的に同等性を保つ部分で、Webでも同じフォントを選択できる:「致命的に重要」と「極めて重要」との回答が81%

Q2 Webフォントの仕組みとしてどういう仕組みが望ましいか?

フォントの使用条件で許諾されたフォント(全体の3-5%)のみを使用可能とする意見よりも、プレビューと印刷を許諾されたビットマップをもつフォント(全体の半分)を使用可能とする方が望ましい、という意見が多い。

Q3 フォントの使用ライセンスに関する意識

かなり多くの回答者は、フォントが合法的に使用可能かどうかをチェックする、と回答しています。

このアンケートを見る限り、Webフォントについての需要はかなり大きいのではないか、という印象をもちます。


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投稿者 koba : 08:00 | コメント (1) | トラックバック