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2007年11月07日
ソフトウェアのビジネス・モデル (続き)
前回、2007年11月02日 ソフトウェアのビジネス・モデルでは、
・ASP/SaaSが、新しいビジネスモデルとして、今後増えていくのは間違いのないところ、ということまでをお話しました。
もう一つの新しいビジネスモデルとして広告収入モデルがあります。広告収入モデルの最大の成功例は、Yahooであり、あるいはGoogleです。Yahooの場合は、インターネットを広告媒体としたことにありますが、Googleは検索結果と表示される広告をマッチさせるという新しい方式を実現して、ロングテール型の広告主を開拓したことで、検索エンジンに大きな広告媒体価値をつけたという点が画期的だと思います。
検索エンジンというソフトウェアと、無料で収集したインターネットのコンテンツを使って広告事業を行っているのがGoogleの現在のビジネスモデルだといえます。
ここまでは良いとして。では、同じ広告収入モデルが、検索エンジン以外のソフトウェアでも実現できるかどうか?ここが分からないところです。
そんなことを思いながら、丁度1年前に使って、そのままになっていた、Google Docsをまた試してみました。1年前(2006年10月14日~10月17日)に、アカウントを作成して、少しいじってそのままですが、1年ぶりのURLは、そのまま有効で、アカウントもそのまま有効です。
http://docs.google.com/
左上のロゴの脇に、小さく、「BETA」と書いてあります。まだ、正式サービスになっていないということなのでしょう。1年前と比べて、大きな違いは、「プレゼンテーション」が追加になったことです。
早速、サンプルとして、9月7日のX-over Dev Conで使用したパワーポイント・ファイルをアップしてみました。プレゼンテーション・ファイルは10MBまでアップロードできます。この位使えると実用的だと思います。
レイアウトが少し崩れますが、34ページのスライドを無事アップすることができます。
ファイルを「パブリッシュ」する機能を使って、下記に公開してみました。
http://docs.google.com/Doc?id=dxspw42_45fpbp2q
この公開ファイルをご覧になるには、Google Docsのアカウントが必要と思いますが、アカウントをもっていれば、プレゼンテーションファイルをご覧頂くことができるはずです。
アカウントがあり、ログインするようにセットされているとEditorの画面になってしまいますが、アカウントがなくても表示されます。
実際に使ってみますと、操作性はまだデスクトップのパワーポイントには及びません。しかし、操作性や機能が向上するのは時間の問題のように思います。
となりますと、やはり課題はビジネス・モデルということ・・
投稿者 koba : 2007年11月07日 08:00
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