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2007年11月13日
IPAフォント
10月1日から、IPAフォントの一般利用者向け無償ダウンロードが始まっていました。
以前は、IPAフォント自体の単体配布は認められておらず、GRASSなど他のソフトウェアに同梱して配布する必要がありました。10月1日から、フォント自体に単体配布が可能となり、さらに、商用・非商用を問わず、再配布が可能となりましたので、弊社のXSL Formatterのような商用組版ソフトウェアに同梱して配布することも問題ないと考えられます。
早速、ダウンロードしてWindowsXPにインストールしてみました。Microsoft Wordで日本語の簡単な文章を作ってPDF化してみました。こちらです。
これを見まして、一番先に気が付くことは、IPA明朝とMS明朝(V2.3)、IPAゴシックとMSゴシック(V2.3)は、漢字の部分が随分似ているということです。
ひらがなは、幾つか異なる文字があります。
また、日本語の文章をWordで表示する限り、IPA明朝/ゴシックとMS明朝/ゴシックで改行位置が全く同じになります。すなわち、2つのフォントでは文字の幅が全く同じということです。
このようなことから、恐らくこの2つのアウトライン・フォントの漢字は同じ字母から作成されたのではないか、という推測が成り立ちそうです。
但し、改行幅が異なります。
次の図は、IPA明朝とMS明朝、IPAゴシックとMSゴシックを横に並べたものです。
これを見ますと、IPS明朝/ゴシックを指定したページの方が、MS明朝/ゴシックを指定したページより行送り幅が広くなっています。なぜなんでしょう。
文字の横幅は同じになっていますので、文字が正方形であれば行送り幅も同じになるはずなんですが。そうなっていません。ということは、どちらかのフォントが正方形ではないということになるのですが。
投稿者 koba : 2007年11月13日 08:00
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