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2007年11月27日
多言語組版研究会:XSL-FO による書籍の自動組版 開催終了
昨日、第23回多言語組版研究会「XSL-FO による書籍の自動組版」が無事終了しました。
約20名強の方にご出席いただきまして、大変ありがとうございました。
また、講師をお願いしました、毎日コミュニケーションズの丸山様にも、改めてお礼申し上げます。
今回、ご案内から比較的短期間で、満席になってしまいまして、ご参加を希望されながら、ご出席いただくことができなかった方もいらっしゃると思います。
そこで、取り急ぎ、ここに昨日発表された内容をアップいたしました。
(1) 一般的な書籍制作過程の説明、および、今回のXSL-FOによる制作を振り返って
株式会社 毎日コミュニケーションズ 出版編集3部 丸山 篤氏
当日の配布資料:PDF形式
(2) コンテンツXMLの作成方法、書籍制作に使用したスタイルシートについての報告
アンテナハウスXSL Formatter グループ 石野 恵一郎
当日の配布資料:HTML形式
PDF形式(A4)
この配布資料のPDFは、XSL Formatterで組版されています。この組版のためのソース(XHTML形式)ファイル、およびスタイルシートもこちらにあります。
今回は、印刷会社、出版社、制作会社の方のご参加が中心でした。
「書籍は、最近、販売部数が全体的に減る傾向がある中で、印刷費・紙代の価格引下げも限界に来ている。部数を減らしても価格を上げないようにするためには、今後は、DTPコストを減らすという選択肢しかない。」、という丸山氏のお話に、現在の出版界の課題が端的に表現されていたように思います。
XSL-FOによる自動組版がそのためにお役に立てれば幸いです。
多言語組版研究会は、今年は、2回しか開催できませんでしたが、2008年はもっと積極的に回数を増やしていきたいと考えています。
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