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2007年10月12日

USBトークン 続き

2007年09月18日 USBトークンで、量販店にUSBトークンを探しに行ってなかったことを報告しました。さらに、他のお店も探してみましたが、結局、量販店では、まだ扱っていないようです。

で、いろいろ画策しまして、技研商事インターナショナル社からiKey1000を借りることに成功!
○技研商事インターナショナル社のiKeyのWebページ
http://www.giken.co.jp/e_security/ikey/index.html

iKey1000というのは、米国のSafeNet社の製品です。SafeNet社のUSBトークンは、iKey1000の他に、iKey2000もあるそうです。

iKeyは、電子証明書(秘密鍵、公開鍵)を保管することができますが、Window証明書ストアに保管するのと違って、iKeyをUSBのポートに刺したときだけ、電子証明書を利用可能になり、USBポートからキーを抜いてしまいますと、電子証明書を使うことができなくなります。そういう意味ではICカードと似ていますが、USBポートを使いますので、ICカードリーダは不要です。その分、ICカードよりは使いやすいのではないかと期待します。

それで、早速、自己署名証明書をiKeyに登録して、「PDF電子署名モジュールV1.0」で、電子署名に使えるかどうかを試してみました。

■結果

とりあえず、iKeyに保管した電子証明書を指定して、電子署名をするのは問題なくできることがわかりました。

SBトークンに入った証明書は標準のWindows証明書ストアにある証明書と同じ扱いがCAPI的には出来ます。但し、完全に同等ではない部分もあるようです。

もう少し、いろいろ調べてみて、「PDF電子署名モジュールV1.0」のWebページに適合性を紹介してみたいと考えています。

PKIもいろいろ試すと面白いものです。

追記:GPKI対応の証明書でも大丈夫なことが確認されました。Windows証明書ストアにルート証明書を置けば、「PDF電子署名モジュールV1.0」からチェーン検証もできます。

投稿者 koba : 2007年10月12日 08:00

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