« PDFと長期署名(11) — ECOM提案のPDF/A長期署名 | メイン | PDFの標準 »
2007年08月02日
米国事務所を拡張
アンテナハウスは、8月1日より米国事務所を拡張しました。
8月よりデラウェア州のGreenvilleという町に第二のオフィスを開設、営業を始めました。
この事務所は、いままで借りていた会社が、契約期間を残して別の建物に移転したため、その会社からサブリースの形で借りています。
アメリカとかカナダは、オフィスを長期契約で借りることが多いようで、途中で移転すると、残りの契約期間を他の会社にサブリースすることになります。
このオフィスで、新しいスタッフを採用して、PDF製品の販売を強化する予定です。いままでは、XSL Formatterの販売が中心でしたが、人員も増員しましたし、いよいよPDFも販売強化したいと考えています。
海外市場ではAntenna House PDFは思いっきり後発なので、相当優れた製品を出さないと難しいと思います。しかし、既に、多少の実績は上がってもいますので、無残な敗北にはならないと思います。PDFは、これからISO標準にもなりますし、やはり、長い眼で見ますと、日本国内のみではなく、全世界で展開していかないと生き残れないでしょうから。
時々、話を聞きますと、日本のソフトハウスの経営者はやはりUSの市場で製品を売りたいという夢をもっている人が多いようです。しかし、皆さん、必ずしも成功しているとはいえません。同業他社でもUSに販売の会社を作って、何億も損失を出して撤退するケースがしばしば見られます。
当社の場合は、2003年に資本金500ドルでスタートし、2005年に資本金を10万ドルに増資するという形で一歩一歩進めてきました。2007年3月期米国法人は売上高136万ドル、純利益14万ドルを出すことができました。まあ、小さいながら、一応、合格点を取っていると、喜んでるところです。
知らない市場にいきなり多額の資本を投下するのではなく、少しずつ伸ばすという方法も考えてみるべきじゃないでしょうか。とにかく日本のソフトウェア・メーカも国際展開は必須です。
投稿者 koba : 2007年08月02日 08:00
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/mt-tbng2.cgi/767