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2007年08月16日
DITA、初のバージョンアップでV1.1となる
OASISは、DITA(Darwin Information Typing Architecture)V1.1が標準として承認されたと発表しました。
DITAが、最初にOASISの標準として承認されたのは2005年6月です。そのとき以来、欧米でのDITAへの関心の高まりは、燎原の火のごとくに広がっています。このことは、以前、このブログでも紹介しました。
第312話 2006年08月24日 DITA への関心が急激に高まっています
V1.0承認から約2年でV1.1にバージョンアップしたことになります。
新しいバージョンでは、see、see-alsoなどの参照用の新しい要素が追加になって、索引機能が協力になりました。
また、多言語によるコンテンツ配布の機能が強化されているようです。DITAのトピックを翻訳して、言語指定のDITA Mapを使って、簡単に言語単位で組み立てることができます。これによって、多言語(ローカリぜーション)サービスでの有効活用がし易くなりました。
また、OASIS DITA 翻訳小委員会というのができて、次の分野での実践的活用法を準備しています。
- 多言語での索引
- 既存の翻訳メモリをDITAに移す手段
- 翻訳された文章で、conrefを取り扱う方法
- 多言語の文書を管理する
こうしてみますと、DITAを多言語、翻訳に活用しようと言う動きが強化されているようです。
また、DITAのOpen Tool KitはV1.4になりました。
ところで、前回に続いて、YahooのDITAユーザ・グループの月別メール数(発言数)をカウントしてみました。
次の図のように、まだ趨勢としては、DITAへの発言は増えていると言えそうです。