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2007年03月25日
PDFからWord、Excel変換ソフトの評価 (3)
PDFからWord、Excel変換ソフトの評価の3回目の今日は、ちょうど、弊社の「リッチテキストPDF3 D&D」の販売を開始しましたので、「リッチテキストPDF3 D&D」での変換結果をご紹介してみたいと思います。
まず、「リッチテキストPDF3 D&D」の変換動作は簡単で、まず、変換先のファイル形式を設定します。
次に変換したいPDFをマウスでドラッグ&ドロップすれば変換が始まります。
ちなみに変換のオプション設定も簡単なオプション設定があります。上位版の「リッチテキストPDF3」ではさらに高度な変換設定ができますが、本製品では主要なものだけに限定しています。次の図のように、段組、表、線画、テキストボックスを使用してレイアウト優先で変換するかどうか、を設定できます。
とりあえず、上の設定で変換してみました。
■PDFからWordへの変換
(1)簡単なWord文書
簡単な契約書の場合ですが、次の図のようにテキストボックスを使わずに段落を配置しています。こうすることで、Word文書として再編集がし易くなります。
さらに、先日の2007年03月22日PDFからWord、Excel変換ソフトの評価 (2)で取り上げました、PixelPlanet GmbHのPdfGrabber3.0と比較してみます。
●リッチテキストPDF3D&D
●PdfGrabber3.0
上の二つを比べてみて頂きますと、「リッチテキストPDF3D&D」の方は、左右インデントで段落配置を設定しており、段落内の文章は繋がっていることが分かります。これに対して、「PdfGrabber3.0」の方は、段落内を一行毎に改行で区切っていてしかも、タブで文字の位置を設定しています。従って、「PdfGrabber3.0」で作成したWord文章は再編集しにくいと思います。これに対して、「リッチテキストPDF3D&D」の方が文章の再編集はし易いはずです。
(2)EU文書の表
次に、EUの文書を変換して表の部分がどうなっているかを見てみましょう。
この図を見ていただきますとお分かりになると思いますが、「リッチテキストPDF3D&D」ではPDFの表を解析して、Wordのセルを使った表にしています。ですので、Wordで作成した表と同じように編集ができるようになります。これは、過去2回取り上げました、「Able2Extract 4.0」、「PdfGrabber3.0」よりは格段に優れていると言えるでしょう。
■PDFからExcel表への変換
最後に、ExcelからAcrobatでPDF化した帳票を元のExcelに変換してみました。
このようにほぼもとのExcelの表に近くなっています。「PdfGrabber3.0」でも大体できていましたが、「リッチテキストPDF3D&D」の方は、図形も変換できています(位置がずれているのが残念ですが)。このあたりは弊社製品の方が優れていると思います。
こうしてざっと比較した範囲内では、「リッチテキストPDF3D&D」は、海外の主要な製品と比較しても見劣りはしていないと言っても良いように思います。
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