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2006年12月24日
「アウトライナー」のご紹介(3)
昨日の例では、PDF化された文書から、しおりと目次の項目を過不足なく取り出すことができました。文書を作成してPDF化する際に、見出しにスタイルを付けて作成している場合は、しおりと目次の自動作成がうまくいきます。
しかし、普通の文書は、スタイルを正しく使って文書をつくるとは限りません。そんなときは自動抽出がうまくいかず、しおりに余分な項目ができたりします。
「アウトライナー」ではしおりや目次の項目を修正するのも簡単です。この例を示します。
次のPDFは、Wordでスタイルを使わずに作成した簡単な文書をPDFにしたものです。
この文書の1ページ目だけをズームアップしてみます。次のようにスタイルが正しくついていないことが分かります。
この文書からしおりを自動抽出しますと、次のようなしおりのツリーができます。しおりに余分な項目があるほか、ツリーの階層が正しくないものがひとつあることがわかります。
余分な項目の削除は簡単です。削除したい項目の上に反転カーソルを置き、「編集」/「削除」メニューを選択するか、[Delete](削除)キーで項目を削除できます。
しおりの項目の階層を変えるには、「しおり」/「移動」メニューを使うか、あるいは、しおりツリーの上に表示されている移動ボタンを使います。
修正後のしおりツリーは次のようになります。
Acrobatなどを使用して、しおりを付ける作業をなさった方はお分かりになると思いますが、ゼロからしおりを作るのと比べて、半完成であっても、しおりを自動的ができていると作業効率は飛躍的に高まります。
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