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2006年11月06日
「しおり」のすすめ (6) 「しおり」編集ソフト
このところ、とある分野の資料をWebでいろいろ検索しています。やや専門的な調査資料になりますと、PDFで配布しているものが多いのですが、特に官庁の委員会などの調査報告書PDFは、「しおり」が付いているものはほとんどないですね。
報告書を出す人達は、印刷して読まれることを想定しているのかもしれません。しかし、読むほうの立場から言いますと、どんな内容かをざっと見て、必要なページだけ印刷したり、かなり選択して印刷しなければなりません。100ページから200ページの報告書となりますと、端から印刷しまくるわけにはいきません。そんなことをしたら、あっという間に数千ページをプリンタで印刷することになってしまいます。
改めて、報告書類には「しおり」を付けて欲しいものだと実感しました。
さて、「しおり」は、PDF作成時に付けるだけではなく、一旦PDFを作成して、その後で、追加したり削除することも簡単にできます。
Adobeですと、Acrobat Standard以上であれば、「しおり」編集機能が付いています。でもAcrobat Standardは3万円台後半になります。アマゾンでAcrobat Standard7が35,800円(税込)です。 ほとんどの場合、PDFを作る、PDFを見るだけという人には少し高く感じるかもしれません。
そういう人には、ソースネクストの「いきなりPDF Professional 2 PLUS」もありますよ。これは、3,970円(税込)で、「しおり」の編集のほか、コメントを書いたり、リンクを付けたりもできます。
ところで、アマゾンで「いきなりPDF」を検索しますと、シリーズが全部出てきます。5点満点によるカスタマ・レビューの評点を見てましたら、面白いことに気がつきました—
○いきなりPDF Professional 2 (説明扉付きスリムパッケージ版) 5点
●いきなりPDF to Data Professional 2 (説明扉付スリムパッケージ版) 1点
○いきなりPDF 2 (説明扉付きスリムパッケージ版) 4.5点
●いきなりPDF EDIT! (説明扉付厚型スリムパッケージ版) 2点
●いきなりPDF to Data Professional (説明扉付きスリムパッケージ版) 2点
などとなっていますね。○はアンテナハウス製、●はアンテナハウス以外の会社が開発して供給しているものです。
カスタマレビューは、時々、極端に流れるきらいがあるように思いますが、ソフトハウスにとっては怖い存在です。
投稿者 koba : 2006年11月06日 08:00
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» いきなりPDF 2 (説明扉付きスリムパッケージ版) from 1-kakaku.com
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トラックバック時刻: 2006年11月15日 14:23
コメント
了解しました。
可能な範囲で情報を公開するようにしたいと思います。
しばらくお待ちください。
投稿者 小林 : 2006年11月08日 15:24
アンテナハウス製とそれ以外製の「いきなり PDF」製品の見分けをするための/Creator、/Producer メタデータの表記、その他御社発売のPDF 生成プロダクト由来のメタデータの表記は、御社のウェブサイトに公開してありますか?
当方、http://dtpwiki.jp/97.html というページを用意しまして、皆様の協力を得てデータを集めているのですが、GDI プリンタドライバ型の PDF 生成ソフトの発売サイクルが早く、すべて購入するわけにもいかないので情報が網羅できていません。
エントリ内で書かれているとおり、ソフトベンダごとに成果物のできが変わってくる印象を持っています。であれば、なおのこと、ベンダ側が公開するべき情報だとおもいます。
投稿者 CL : 2006年11月06日 22:16