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2006年10月14日
Google Docs/Spreadsheetsを初体験(1)
Googleが、11日にWebで使えるワープロと表計算GoogleDocs&Spreadsheetsを発表しました。そこで、早速、体験してみました。
GoogleDocs&Spreadsheetsのホームページ
■画面
この画面からワープロ文書の作成(New Document)、表計算の作成(New Spreadsheet)ができます。また、自分のローカルのハードディスクから文書を読み込む(Upload)することもできます。
■ローカルの文書を読み込む画面
これを見ますと、HTML、Word文書(Doc)など基本的な文書を読み込めるようです。ただし、500KBが読み込みできる大きさの限界になっていますので、あまり大きな文書は無理なようです。そこで、簡単な文書を読み込んで見ました。そうしますと、日本語の文書も比較的すなおに表示します。しかし、通常のワープロと違って、紙のようなページの概念はないように見えます。次のふたつの画面を比較しますと、そのことが分かります。
■編集用のウインドウ幅を広げた状態
■編集用のウインドウ幅を狭めた状態
ウインドウの幅の広さが変わると文章の改行位置が変わりますね。これはブラウザと同じように可変幅のディスプレイで使いやすくするためではないかと思います。ページレイアウトをWYSIWYGで表現することは意図していないということになります。
日本語の文字も編集ウインドウで直接入力できますが、フォントはどうやって指定するのでしょうか?試しに、日本語の文字列を選んで、フォントのメニューを開いても、次のようにTimesNewRomanという欧文フォントにチェックマークがついています。どうやら日本語フォントを指定するのは無理なのかな?
■日本語文字列を選んでフォントメニューを開く
普通のワープロと同じように、ファイルメニューもあります。
■ファイルメニュー
おお!PDF形式で保存なんてメニューがありますよ!そこで早速、PDFで保存してみました。
■出来上がったPDFのページ
改行位置が画面の表示と少し違います。将来、こういうワープロが普及してくると、改行位置なんてあまり気にしなくなるのでしょうか?そうなると「日本語行組版規則」なんてJISは化石な存在になるのかな?
このPDFのプロパティを見ますと、PDFの作成者は、OpenOffice.orgになってます。PDF出力はサーバサイドでOpenOffice.orgを使っているんでしょうね。
■PDFのプロパティ
■PDFのプロパティ(フォント)
普段使ったことのないフォントをいろいろ使ってますね。
ちなみに、このKochiMinchoという名前のフォントは、私のローカルのPC上のWindowsのFontsフォルダにはありません。従って、このフォントはGoogleのサーバ上にあるフォントということになります。
ワープロ編集画面上では、恐らくローカルのフォントで表示していると思います。そうしますと、必然的にWYSIWYGにはできないことになります。
ともあれ、Google Docsは、言ってみれば生まれたばかりの幼児ですが、将来どうなるか?夢が膨らみますね。
投稿者 koba : 2006年10月14日 08:00
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