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2006年10月27日
Internet Explorer 7 の印刷機能
IE7の機能強化ポイントのひとつに印刷機能があります。以前から、ブラウザの弱点として印刷がなかなか思うようにならないということがありましたが、IE7では、この点がどのように改良されたのでしょうか?
IEブログにIE7 Printingというページがありますが、簡単に紹介してみましょう。
(1)デフォルト印刷
余分な空白をなくして、ぴったりとページにおさまるように。
・Webページの多くはそのままでは用紙をはみ出すことがあるので、用紙からページがはみ出さないように縮小してフィットさせる機能。
・オーファンの制御:Webページを印刷しようとしたとき、それが2ページにまたがり、2ページ目が最小の行しかないとき、自動的に縮小して1ページにおさめる機能。
この二つの機能は確かに、いつも、ブラウザの印刷で不便に感じたことで、大歓迎です。
(2)印刷プレビューのインターフェイスの変更
・印刷アクションのための制御をウインドウの右下に集め、ページ送りの制御キーを左下に、ページの調整のためのキーをウインドウの上に集めた。
・プレビューの最初の画面がフルページ表示になるようにして、スクロールを不要にした。これは、全幅表示(詳しく表示)モードに切り替えて、元に戻すことができる。
(3)印刷の制御
・用紙の横使い(ランドスケープ)と縦使い(ポートレート)の切り替えを簡単に
・ヘッダ/フッタのオンオフ
・最大12ページまでの多ページ表示
・印刷のスケール(縮小率)変更
・ページに縮小率を指定可能に
・マージンスライダ(マージンを対話的に変更)
(4)選択指定した内容をプレビュー
ブラウザの上で、範囲を指定して、右クリック・メニューを表示。そこで、印刷メニューを選択すると、印刷ダイヤログが表示される。その段階で、既に、選択領域を印刷が有効になり、選択した部分だけ印刷される。
(この機能、なぜか、私が使っても、そのようにならないのですが??)
(4)項はともかく、(1)から(3)までを見る範囲では、いままでのブラウザ印刷への不満が大幅に解消されそうです。
これもFireFoxが刺激を与えたおかげ。やはり競争は必要なようです。
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