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2006年08月03日
マイクロソフトXPSについて
今日は、マイクロソフトのWindows Color System(WCS) とXML Paper Specification(XPS)に関するセミナーがあり、出席してみました。
マイクロソフトのセミナーに出席するのも久しぶりです。
セミナーの内容については、NDAを提出してしまったため紹介できませんが、印象を一言だけ紹介します。私の印象は幾らなんでもNDAではないでしょうから。
時間中に、参加者から質問を集めて、セミナーの最後に質問に回答するという方式でQ&Aがありましたが、セミナーのQ&Aの方法としては、とても良い方法だと思いました。
かなり沢山の質問が集まっていましたが、その質問を聞いていて感じたことです。
1.PDF/Xに、WCS仕様のカラープロファイルを埋め込めるか、質問とか、PDF/Xでは、。。。だけど、XPSではどうか、というようなPDF/X関連の質問が多かったこと。
参加者は専門家が多かった(?)ようですが、それにしてもPDF/X関連の質問が多いことが予想以上でした。
2.PDFでは、。。。になっているが、XPSではどうか、という類の質問も多かったように思います。このことはセミナー参加者の中はXPSをPDFと競合するものと認識している人が多いということを示していると思います。
XPSは、10年以上PDFに遅れて登場したわけで、現時点では機能的にもPDFとは比較にならないほど低いのですが、10年後ははたしてどうなるのだろうと、質問を聞きながら考えてしまいました。
遅れてきたということは、逆にそれなりのメリットもあります。PDFでは既に使われなくなったPostScriptX オブジェクトのような過去の仕様が残っているなど技術的に過去を引きずっている部分があります。しかし、まったく新しく設計すれば過去のシガラミがない分だけ技術的には有利でしょう。
将来、XPSがPDFと同じ地位を占めるようになるのでしょうか?そして、その時、世の中はどのように変化しているのでしょうか?
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