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2006年07月28日
PDF:RGBワークフローとデジタルカメラ
先月上旬に行われましたPDF Conference 2006でPDF/X-PlusJのミニセミナー。
セミナーの参加者は、少なかったのですが、その時の話で印象に残りましたのは、大日本スクリーンの「PDF入稿ソリューションのご紹介」のRGB/PDFワークフローの紹介です。
概略は次のようなお話だったと思います。
1.PDF/X-1aの基本はCMYK画像の入ったPDFを受け渡すCMYKワークフローである。
2.しかし、実態として、最近は印刷に使用する画像の80%は、デジタルカメラで撮影したRGB画像となっているとのこと。そうなると、RGBからCMYKへの変換が、印刷の出来上がり品質に大きな影響を及ぼすことになる。
3.そうすると、クライアントの所でRGBからCMYK変換するよりも、印刷会社の段階で集中的にRGBからCMYK変換するほうが品質管理もし易くなる。
そこで、RGB画像によるPDFワークフローを提唱したい、というお話です。これは、大日本スクリーンのColorGeniusACのプロモーションでもありますが、最近のデジタルカメラの普及を考えると、そうだろうな、とうなずけました。
ところで、カシオ計算機が5月に発売したコンパクト・デジタルカメラZOOM EX-Z1000。1010万画素なんだそうですね。しかもこれがアマゾンだと約4万円です。こういうのが出てきますと、やはり、RGBワークフローの方が良いという意見にも説得力がでてくるというものです。
投稿者 koba : 2006年07月28日 08:00
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