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2006年07月07日
書籍の自動組版について
今日は、あるIT系の出版社に行きまして、「書籍の自動組版について」というテーマで簡単なプレゼンをしました。
プレゼン資料をここにあげておきます。
書籍の自動組版について
今日のミーティングでは、自動組版には拒否反応がありました。一般的に言って、出版社の人達は、IT系であろうがなかろうが、保守的な人が多いように感じます。
こう書いて、何年か前に、ある出版社の人がまったく同じことをいってたな、と思い出しました。どこの会社か忘れてしまいましたが。
しかし、私自身は、もはや書籍を、QuarkやInDesignで1ページ幾らで制作会社に発注して制作する時代はとっくに終わったと思っています。
ところで、このプレゼン資料を作るにあたり、O'Reillyの書籍のサンプルページをいくつかダウンロードしてみましたところ、FrameMakerで制作しているものが多いようです。書籍をFrameMakerで制作するのは日本では珍しいのではないでしょうか。
特に、米国や英国の出版社は、教科書などを含めて、インドなどにアウトソースする傾向があります。アウトソースするには、コンテンツとレイアウトを分離すると便利なんだそうです。そういう点からもコンテンツのXML化が進んでいると聞いています。このあたりにも日本と米欧の違いを感じます。
日本の出版社にもなんとかしてXMLとXSL-FOで本を自動組版する時代をもたらさねばならないとひそかに決意している次第です。
投稿者 koba : 2006年07月07日 08:00
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コメント
はじめまして。
|インドなどにアウトソースする傾向
インド人がルビふりをアウトソーシングやりますよ、オフショアで縦組みの自動組版の開発やりますよ、って言って来る日も遠くないです。きっと。
負けるな日本。
投稿者 masatoru : 2008年02月06日 00:23