« PDF/X-1a:2001、PDF/X-1a:2003 (9) | メイン | Adobe Readerのライセンス契約 »

2006年07月25日

PDF/X-1a:2001、PDF/X-1a:2003 (10)

13.アクションとJavaScript
PDFでは、例えばしおりをクリックした時に、ビューアが新しいアプリケーションを起動したり、音を鳴らしたり、注釈の外見を変更する、JavaScriptを実行するなど、様々なアクションを設定できます。

PDF/X-1aに準拠するPDFファイルは、アクション、JavaScriptを含むことができません。

14.BX/EXオペレータの使用
PDFでは互換オペレータBX/EXが定義されています。このオペレータで囲まれた部分は、PDFの表示ソフトが理解できない場合、エラーにしないで無視するものです。

PDF/X-1aでは、Contentsストリームの中に、PDF Referenceにないオペレータを、仮にBX/EXで囲ったとしても含むことができません。

また、PDF/X-1aのリーダは、BX/EXで囲まれた部分についてもPDF Referenceに従って解釈しなければなりません。

PDFF/X-1aのライターは、BX/EXを使わないことが推奨されています。

15.透明
PDF1.4から透明が定義されました。そこで、PDF/X-1a:2003では、透明を使用しないように仕様が追加になっています。

具体的には、ExtGStateオブジェクトまたはImage XObjectに、SMaskキーを使うときは、値をNoneにしなければならない。

ExtGStateオブジェクトのBMキーはNormalまたはCompatible、CAキーとcaキーの値は1.0でなければなりません。

GroupオブジェクトのSキーにTransparencyの値をもつならば、それをform XObjectに含めてはならない。


投稿者 koba : 2006年07月25日 08:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/mt-tbng2.cgi/382

コメント

コメントしてください




保存しますか?