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2006年07月26日
Adobe Readerのライセンス契約
今日、某所でAdobe Readerを有償のPDF印刷サービスを提供するための端末にインストールして配布しようとしたら、Adobe Reader の有償ライセンスが必要と言われたと聞きました。そうか、そうなんだ。これでまた、弊社のPDF ViewerSDKのビジネスチャンスが広がったと、うれしくなりました。
そんなわけで、皆さんにAdobe Reader のライセンス契約書について、もう一度ご一読されることをお勧めしたいと思います。
アドビのライセンス条件が厳しくなればなるほど、アンテナハウスのビジネスが拡大するチャンスが生まれるというわけです。
そこでAdobe Reader ソフトウェア使用許諾契約書にどんなことが書いてあるか確認してみましょう。
2.2 サーバでの使用と配布
いままで私も気が付いていなかったのですが、Adobe ReaderをWindowsサーバにインストールできるのは、Windows Terminal Serviceを使うときに限られると書いてあります。もし、サーバマシンでAdobe Readerを動かしているケースがあれば、それはライセンス違反ということです。
2.5 変更の禁止
ここでは、次のことを禁止しています。
(1) PDFファイルを他のファイル形式に変換(例: PDFファイルをJPEG、SVGまたはTIFFファイルに変換)するのに使用することはできません。
これを見ますと、PDFを画像化するソフトをAdobe Reader で実現することはできなことになります。確か、そういうパッケージソフトがあったような気がしますが、大丈夫なんでしょうか?
(2) Adobeからの実現技術を使用して起動された文書機能を使用することにより許可された場合を除く、データの局所的な(同一のコンピュータ上における)保存には使うこと。
(3) データ(例: XMLまたはコメントファイル)を含むファイルの作成に使うこと。
(4) 修正のPDFファイルへの保存を目的して使うこと。
(2)~(4)では、Acrobatと同じような機能をもつソフトとAdobe Readerを統合することを禁止しています。
Adobe Reader で禁止しているような使い方をご希望の方は、どうぞ、アンテナハウスOEM担当までお問合せください。
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