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2006年03月05日

文字符号の歴史 「欧米と日本編」

文字符号の歴史 欧米と日本編」 (安岡孝一・安岡素子著、6,000円+税、共立出版、ISBN4-320-12102-3、2006年2月1日発行)が発行されたことは、文字のメーリングリストで紹介されていましたので、知っていましたが、たまたま神田に行く用事があったので書泉で買ってきました。

このブログでも何回か紹介しました、「文字符号の歴史 アジア編」(三上 喜貴著、共立出版、2002年、ISBN4-320-12040-X、2002年3月20日発行 )と並べてみますと、2冊が姉妹書として企画されたことが良くわかります。

20060304.PNG
※左がアジア編、右が欧米と日本編

アジア編は、各国の文字コードについての情報がものすごく豊富でさすが、という本でした。

欧米と日本編は、まだ詳しく読んでいないのですが、資料がいろいろ載っているのは将来のために参考になりそうです。なにはともあれ、こういう本をまとめた安岡ご夫妻にご苦労様と申し上げたいです。

こういう2冊の本が、文字コードがUnicodeの時代に大きく変わって行こうとする今の時点ででたことは大きな意義があると思います。いづれも大体2000年頃までの話になっていますので、20x0年頃に続きがでることも期待しましょう。

特に、アジアの文字については、次回は、誰かKen Lundeに負けない本を出してもらいたいものです。

投稿者 koba : 2006年03月05日 08:00

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コメント

Lundeさん こんにちは。
ブログを読んでいただいて光栄です。
CJKV Information Processing ではいろいろ学ばせていただきました。ありがとうございます。
改訂版を楽しみに待ちたいと思います。

投稿者 koba : 2006年03月13日 07:54

今年に拙著のアップデートを書きはじめる予定です。色々な新トピックがありますね。例えば、Hong Kong SCS-2004、GB 18030-2000、及びJIS X 0213:2004です。出版社を未だ決めていませんが、又O'Reillyになると祈っております。

投稿者 Ken Lunde : 2006年03月12日 00:33

そうですか。じゃ、やはり同時期に企画したんですね。アジア編だけで、なんとなく、中途半端な印象をもってましたから(内容ではなく、シリーズとして)。きっと他に作っているんだろうなと思っていましたが。

投稿者 koba : 2006年03月06日 09:00

本当はもっと早くに出すはずだったんですけど、色々と難航しまして、結局4年もずれてしまいました…。

投稿者 安岡孝一 : 2006年03月05日 17:36

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