« 2006年02月14日 | メイン | 2006年02月16日 »

2006年02月15日

Foxit ReaderでもPDFの細い線は表示できない

2月13日のブログで、WindowsのGDIで細い線が表示できないと間違ったことを書いてしまいました。
※2月14日に訂正済。

これは、XSL Formatterの画面で、下のようにディスプレイの1ドットの幅よりも細い線が正しく表示できなかったので、WindowsのGDIの仕様(制限事項)なのかなと思ったわけです。実は、WindowsGDIの制限事項だと思ったのは、Formatterのみではなく、Foxit Readerという別のソフトでも確認してみたのですが、同じように細い線が正しく表示できていなかったからなのです。

PDFを表示するソフトといえば、AdobeReaderがもちろんダントツにポピュラーですが、それ以外にもPDFビューアはあります。その中で、コンパクトで高速なことで人気があるのが、このFoxit Readerです。

2月13日に紹介しました表示できない細い線のデータのファイルをPDF化し、他のソフトで表示できるかどうかを試してみたのですが。そうしますと、Adobe Readerは正しく表示できましたが、Foxit Readerでは細い線を正しく表示できていませんでした。

次の3つの画像をご覧ください。

図1 XSL Formatter V3.4 の画面
BitmapDisplay-Formatter.PNG
※ 2月13日に細い線を表示できないバグを修正する前の画面表示です。このバグは既に修正され、全ての線が表示できるようになっています。

図2 Foxit Reader の画面
BitmapDisplay-FoxitViewer.PNG
※Foxit Reader V1.3 Build 0930。細い線が正しく表示できていない!

図3 Adobe Acrobat6 の画面
BitmapDisplay-Acrobat.PNG

この3つを並べてみて、2つのソフトで表示できないのだから、このような細い線は正しく表示できないのがWindowsの仕様(制限事項)で、Acrobatは自分で線を太くして表示しているんだろうと思ってしまった訳です。

しかし、1ドットより細い線は1ドットに太らせて表示するのがGDIの仕様ということがわかりました。となりますと、Foxit Readerも細い線を正しく表示できないというバグがあるということになってしまいますね。

投票をお願いいたします

投稿者 koba : 08:00 | コメント (3) | トラックバック